【サーチコンソール】に関するSEOアンケート調査を303人に実施!調査結果を大公開
「サーチコンソール」に関する13個のSEOアンケート調査を、ディーボのSEOラボX公式アカウントで行いました。
このX公式アカウントで2025年11月11日~12月2日の期間に行った総勢303人の「サーチコンソール」に関するアンケート調査結果、調査結果から言えることを中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
- 「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査結果
- サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認できる検索クエリのデータを、サイト改善のためにどのように活用していますか?
- サーチコンソールにおいて、XMLサイトマップの登録と管理について、最も近いものを選んでください。
- サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals)レポートについて、どの程度認識・対応していますか?
- サーチコンソールの「URL検査ツール」をどのような目的で最も多く利用しますか?
- サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?
- サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?
- サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?
- サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?
- サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)
- サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?
- 「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査結果から言えること
- 「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査概要
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査結果
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査を13個行ったので、それぞれの調査結果を紹介します。
- サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認できる検索クエリのデータを、サイト改善のためにどのように活用していますか?
- サーチコンソールにおいて、XMLサイトマップの登録と管理について、最も近いものを選んでください。
- サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals)レポートについて、どの程度認識・対応していますか?
- サーチコンソールの「URL検査ツール」をどのような目的で最も多く利用しますか?
- サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?
- サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?
- サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?
- サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?
- サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)
- サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?
- サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?
サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?
「サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?」のアンケートに対して32人が回答した結果です。
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— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 12, 2025
この調査結果から、サーチコンソールの中で最も活用されている機能は「検索パフォーマンスレポート」で、68.8%と圧倒的な多数を占めました。
これは、担当者が具体的な流入状況や検索クエリの分析を最優先していることを示しています。
一方で、「インデックス登録レポート」(18.8%)や「サイトマップ、URL検査ツール」(9.4%)といった技術的な確認ツール、および「エクスペリエンスレポート」(3.1%)のようなUX改善ツールの活用度は相対的に低いです。
このことから、多くのSEO担当者は、現状分析と戦略立案に直結するパフォーマンスデータを重視しており、技術的な問題解決やUX改善は優先度が低いか、他のツールで補完されている実態が浮き彫りになりました。
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認できる検索クエリのデータを、サイト改善のためにどのように活用していますか?
「サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認できる検索クエリのデータを、サイト改善のためにどのように活用していますか?」のアンケートに対して14人が回答した結果です。
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この調査結果から、検索クエリの活用方法として「CTRが低いクエリを見つけ、タイトルや説明文の改善」が42.9%で最も支持されています。
次いで「11~20位の検索クエリの記事(コンテンツ)強化」が28.6%と、多くの担当者が表示回数が多いのにクリックされない記事やあと一歩で上位表示できる記事の改善に注力していることが分かります。
一方で、「検索クエリのデータを活用」(21.4%)という大まかな回答を除くと、「検索クエリは確認するが、サイト改善に結びついてない」層も7.1%存在します。
このことから、多くの担当者が検索順位とクリック率の向上という即効性の高い施策にデータを活用しており、パフォーマンスのテコ入れに最も注力している実態が明らかになりました。
サーチコンソールにおいて、XMLサイトマップの登録と管理について、最も近いものを選んでください。
「サーチコンソールにおいて、XMLサイトマップの登録と管理について、最も近いものを選んでください。」のアンケートに対して31人が回答した結果です。
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この調査結果から、XMLサイトマップの管理について、「サイトマップを生成し、GSCに登録して定期的に確認」している回答が61.3%と過半数を占めました。
これは、多くの担当者がインデックスの状況把握とGoogleへの正確な情報伝達を重視していることを示します。
一方で、「GSCにサイトマップを登録しているが、更新していない」(22.6%)、「サイトマップは存在するが、GSCには登録していない」(9.7%)といった管理体制が不十分な層が全体の約3割に及びました。
このことから、サイトマップの登録自体は重要視されているものの、その後の継続的な更新や監視が、未だ課題となっているSEO担当者が少なくないことが浮き彫りになりました。
サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals)レポートについて、どの程度認識・対応していますか?
「サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals)レポートについて、どの程度認識・対応していますか?」のアンケートに対して22人が回答した結果です。
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この調査結果から、サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標(Core Web Vitals)」レポートに対し、「課題は把握したが、具体的な改善作業に未着手」という回答が40.9%と最も多くなりました。
これは、多くのSEO担当者がUXの重要性は認識しつつも、技術的な対応にはまだ踏み込めていない実態を示します。
一方で、「積極的に改善し、GSCでスコアを定期的に確認してる」と「コアウェブバイタルという言葉自体をよく知らない」が、ともに27.3%で並びました。
このことから、CVW(Core Web Vitals)への取り組み姿勢には二極化が見られ、積極的に改善を進める層がいる一方で、概念を把握していない層も無視できない割合で存在することが明らかになりました。
サーチコンソールの「URL検査ツール」をどのような目的で最も多く利用しますか?
「サーチコンソールの「URL検査ツール」をどのような目的で最も多く利用しますか?」のアンケートに対して23人が回答した結果です。
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この調査結果から、サーチコンソールの「URL検査ツール」の利用目的として、「新規記事公開後の、迅速なインデックス登録リクエスト」が60.9%と最も多く利用されていることがわかりました。
これは、担当者がコンテンツ公開から検索結果反映までの時間短縮を強く意識していることを示しています。
一方で、「修正内容のクロール・インデックス状況確認」(21.7%)や「インデックスされていないページの原因調査」(8.7%)といったトラブルシューティングや確認に利用する層は少数派です。
このことから、URL検査ツールは日常的なインデックス促進という「攻め」の用途で最も活用されており、「守り」のトラブルシューティングでの利用は限定的であるという実態が明らかになりました。
サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?
「サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?」のアンケートに対して15人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 19, 2025
この調査結果から、サーチコンソールの「リンク」レポートについて、「リンクレポートをほとんど見ていない」という回答が53.3%と過半数を占めました。
これは、多くのSEO担当者がリンク関連の分析に積極的ではない実態を示しています。
一方で、「品質の低い外部リンクがないか常に監視してる」層は20%、「内部リンクが少ないページを特定し構造を最適化してる」層は13.3%存在します。
このことから、被リンクの監視や内部リンクの最適化といったリンク関連の施策は、一部の担当者にとっては重要であるものの、全体としては優先度が低く、ほとんど活用されていない機能であることが明らかになりました。
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?
「サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?」のアンケートに対して27人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 21, 2025
この調査結果から、検索パフォーマンスレポートのデータ期間設定について、「直近7日または28日(短期的な変化)」を設定する回答が44.4%で最も多くなりました。
次いで「直近3ヶ月または6ヶ月(中長期的な傾向)」が37%と、短期・中期的な分析が重視されていることが分かります。
一方で、「過去12ヶ月(年間を通じた比較)」は7.4%、「期間は特に変更せず、デフォルトのまま見ている」は11.1%に留まりました。
このことから、多くのSEO担当者は、直近の施策効果の検証や一時的な変動の把握に注力しており、年間を通じたマクロなデータ分析やデフォルト設定のままの利用は少数派であることが明らかになりました。
サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?
「サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?」のアンケートに対して27人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
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この調査結果から、サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、「検索順位が急落した際など、問題が発生した時のみ確認」している回答が44.4%と最も多くなりました。
しかし、「ほとんど確認しておらず、存在すら意識していない」層も40.7%と、ほぼ同率で存在しています。
一方で、「毎日または週に一度、問題発生の有無に関わらず確認」している予防的な層は14.8%に留まっています。
このことから、手動ペナルティの確認は日常的なルーティンになっておらず、緊急事態が発生した際の事後対応として行われることが主流である実態が明らかになりました。
多くの担当者が、手動対策のリスクを低く見積もっているか、その存在を忘れていることが示唆されます。
サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?
「サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?」のアンケートに対して16人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 26, 2025
この調査結果から、サーチコンソールのプロパティタイプについて、「URLプレフィックスプロパティ(従来のタイプ)」が37.5%で最も多く利用されていることがわかりました。
次いで「ドメインプロパティ(最も新しいタイプ)」が31.3%と、新しいタイプも広く浸透していることが示されています。
一方で、「ドメインプロパティとURLプレフィックスの両方利用」している層も18.8%存在し、多様な検証ニーズに対応している実態がうかがえます。
しかし、「そもそもサーチコンソールにサイトを登録していない」層が12.5%いることから、基本的なSEO計測・分析ツールの導入自体が、全てのサイト運営者に完全には浸透していないという課題も明らかになりました。
多くの担当者は、従来のプロパティを利用しつつも、最新のタイプへの移行も進めている段階だと言えます。
サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?
「サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?」のアンケートに対して24人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 27, 2025
この調査結果から、サイト移転(ドメイン変更など)の対応として、「アドレス変更ツールを利用し、新旧GSCで登録・監視」している回答が58.3%と過半数を占めました。
これは、移転時のSEOリスクを最小限に抑えるため、Google推奨の正式な手順を踏むことが主流であることを示しています。
一方で、「301リダイレクトはしたが、GSCで特別な操作なし」という回答が16.7%、「GSCでの対応方法を知らず、手動で新サイトを登録」が8.3%存在します。
このことから、適切なGSCの移転手順を認識していない、または実行していない担当者が約4分の1近くいる実態が明らかになりました。
特に大規模な移転においては、GSCの公式機能の活用が最も重要視されていることが分かります。
サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)
「サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)」のアンケートに対して22人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) November 28, 2025
この調査結果から、サーチコンソールの「非表示」ツール(旧「削除」ツール)について、「緊急のコンテンツ削除や一時的な非表示で利用した」という回答が59.1%と過半数を占めました。
これは、多くの担当者が機密情報漏洩や緊急の対応が必要な場面で、このツールをリスク管理のために活用していることを示しています。
一方で、「削除ツールがあることを知らない」という層が22.7%存在し、「知っているが、利用したことはない」(18.2%)層と合わせると、ツールの存在を知らない、または活用できていない層が4割を超えています。
このことから、緊急時の必須ツールとしての利用経験者は多いものの、ツールの認知度や日常的な活用には課題が残る実態が明らかになりました。
サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?
「サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?」のアンケートに対して23人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 1, 2025
この調査結果から、サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートの活用について、「エラー・問題発生時に、原因究明のために確認する」という回答が39.1%で最も多くなりました。
これは、多くの担当者がこのレポートを予防よりも問題解決のための診断ツールとして利用していることを示します。
一方で、「クロール頻度と容量の異常を常に監視している」という予防的な利用者は21.7%に留まっています。
また、「レポートの存在は知っているが、ほとんど見ていない」(26.1%)、「レポートデータ(クロールリクエスト等)の意味が不明」(13%)と、活用できていない層が全体の約4割に上りました。
このことから、クロールの統計情報は、緊急時の利用が主であり、日常的な監視やデータ解釈には知識や意識が不足している担当者が多い実態が明らかになりました。
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?
「サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?」のアンケートに対して27人が回答した結果です。
【SEOアンケート調査】サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?#サーチコンソール #SEO #ディーボのSEOラボ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 2, 2025
この調査結果から、検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、「タイトルとディスクリプションを修正する」という施策が74.1%と圧倒的な多数を占めました。
これは、多くのSEO担当者が、クリック率の改善には検索結果画面での魅力向上が最も直接的かつ即効性のある方法だと認識していることを示します。
一方で、「ページのコンテンツを大幅に強化し、順位向上を狙う」層は18.5%に留まっています。
また、「レポートの存在は知っているが、ほとんど見ていない」(26.1%)、「レポートデータ(クロールリクエスト等)の意味が不明」(13%)と、活用できていない層が全体の約4割に上りました。
このことから、CTR改善においては、コンテンツの根本的な強化よりも、タイトル・ディスクリプションの最適化による表示の見栄え向上を最優先する戦略が主流であることが明らかになりました。
つまり、小さな修正で大きな成果を狙う効率重視の施策が重視されています。
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査結果から言えること
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査結果から言えることとして、多くのユーザーがGoogle Search Console(GSC)を検索パフォーマンスの分析とインデックス管理に重点を置いて活用していることが明確になりました。
具体的には、検索パフォーマンスレポートが最も活用されており(68.8%)、特にCTRが低いページのタイトル・ディスクリプションの改善(74.1%が最優先施策)や、検索クエリを活用したコンテンツ改善(42.9%がCTR改善に利用)に注力している傾向が見られます。
また、URL検査ツールは新規記事の迅速なインデックス登録のために非常に多く利用されています(60.9%)。
一方で、クロールの統計情報やリンクレポート、手動による対策レポートについては、「問題発生時のみ確認する」「ほとんど見ていない」といった回答が多く、日常的な監視や積極的な改善への活用は限定的です。特にリンクレポートは53.3%がほとんど見ていません。
このことから、多くのユーザーが目に見えやすい成果に直結する部分(ランキング、CTR、インデックス有無)に意識を集中させている一方で、サイトの健全性や構造に関わる裏側のデータ(クロール状況、リンク構造、ウェブバイタル)の日常的な監視・改善への意識はまだ低いと言えます。
SEOの安定的な成功のためには、パフォーマンス分析に加えて、ウェブに関する主な指標(Core Web Vitals)への積極的な対応(未着手40.9%、言葉知らず27.3%)や、クロール統計やリンクレポートを活用したサイト構造の最適化といった、サイトの「土台」を強化する活動を日常的なルーティンに組み込むことが、今後の大きな改善点となります。
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査概要
「サーチコンソール」に関するSEOアンケート調査は、ディーボのSEOラボX公式アカウントの投票機能を使って2025年11月11日~12月2日の期間に行いました。この期間に集計した総数303人のユーザー様の回答を調査結果として、本ページのコンテンツに採用してます。
- 調査期間: 2025年11月11日~12月2日
- 調査対象地域: 全国
- 調査機関: 株式会社ディーボ
- 調査方法: オンラインアンケート調査(ディーボのSEOラボX公式アカウントの投票機能を使って調査)
- 調査人数: 303名
- 調査対象: SEO業務に従事する男女
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
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