【今週のSEO最新ニュース】2025/12/13~12/19のSEO最新情報11個!各要点をわかりやすく紹介
2025年12月13日~12月19日の間に公開されたSEOに関する最新ニュースを11個、ディーボのSEOラボX公式アカウントでポスト(投稿)しました。
これらのポストの要点をそれぞれまとめて、初心者にもわかりやすくSEO最新情報を紹介したいと思います。
- Google AI概要は2025年に急増し、その後減少(※Semrushが新たに分析した結果)
- Google、数週間に及ぶSearch Consoleのパフォーマンスレポートの遅延を修正
- サーチコンソールで一部のサイトでは平均掲載順位が再び低下してるとの報告がある
- AI検索(GEO/AEO)への対策も従来のSEOと本質は変わらないとGoogleのダニー氏が言及
- JavaScript による noindex の操作は非推奨であることを、Google公式に言及
- AI Overviewに引用されるには、メインクエリよりもファンアウトクエリで上位に入る方が重要(※Surfer SEO の分析データ)
- AI検索への最適化(AIO)は従来の検索への最適化(SEO)と「同じ」だと、Googleのニック・フォックス氏が言及
- 部分的なサイト移転は状況が複雑になりやすい。標準的なサイト移転は概ね問題ないとGoogleジョン氏が言及
- 2025年12月13日付近のGoogleコアアップデートによる検索への影響が複数報告されてる
- AIモードなどAI検索(AIによる回答生成)においても、従来の検索エンジンで培われた「品質判断の仕組み」が基盤になっていると、Googleロビー氏が言及
- 「AI向けのSEO(AEO/GEO)はどうすればいいのか?」と聞かれたSEO担当者に対してGoogleダニー氏がアドバイス
Google AI概要は2025年に急増し、その後減少(※Semrushが新たに分析した結果)
2025年12月8日付近、Google検索ランキングの大規模な変動(Volatility)が週末にかけても継続し、週明けもさらに深刻化していることが、複数のサイト運営者から報告されています。
Semrushが1,000万以上のキーワードを対象に行った2025年の最新分析によると、GoogleのAI概要(AIO)は一直線に普及したのではなく、激しい変動を経てきたことが判明しました。
2025年1月に6.5%だった表示率は、7月に約25%まで急増しましたが、その後Googleが精度やユーザーデータに基づき調整を行った結果、11月には約16%まで減少しています。
特筆すべきはクリック率(CTR)への影響です。AIOは当初「ゼロクリック(検索結果だけで完結しサイトへ遷移しない)」を増やすと懸念されていましたが、実際には導入後にCTRが上昇する傾向が見られました。
また、当初は「情報収集」目的のクエリが主でしたが、年後半には「商業・取引・ナビゲーション」目的の表示が激増しています。
さらに、AIOの横に広告が表示される割合が3%から40%へ急拡大しており、Googleにとって重要な収益源になりつつあります。
この流動的な状況から、AIOは単なる要約機能を超え、検索の商業化を牽引する動的なインターフェースへと進化していると言えます。
Google AI概要は2025年に急増し、その後減少(※Semrushが新たに分析した結果)https://t.co/a2vr4NX3sb
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
■分析結果
AIオーバービューは急増し、その後減少しました。…
Google、数週間に及ぶSearch Consoleのパフォーマンスレポートの遅延を修正
Googleは、数週間にわたって発生していたSearch Consoleの「パフォーマンスレポート」および「ページのインデックス登録レポート」の大幅なデータ遅延を修正しました。
2025年12月に入り、パフォーマンスレポートでは通常の数時間を大きく上回る50時間以上の遅延が常態化し、インデックス登録レポートにいたっては約1ヶ月近くデータが更新されない深刻な状況が続いていました。
しかし、12月15日から17日にかけて各レポートが順次更新され、現在は通常通りの更新頻度に戻っています。
この遅延はGoogle内部のレポート生成システムのバグによるものであり、実際のサイトのランキングやインデックス作成、クロールといった検索パフォーマンス自体に悪影響はなかったとされています。
長期間の停滞により、SEO担当者やサイト所有者の間で分析や施策の検証が困難になるなど混乱が生じていましたが、ようやく最新のデータに基づいた正確なレポーティングが可能になりました。
Google、数週間に及ぶSearch Consoleのパフォーマンスレポートの遅延を修正https://t.co/DPFQhO4YqB
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
・Google Search Console…
サーチコンソールで一部のサイトでは平均掲載順位が再び低下してるとの報告がある
Google Search Consoleのパフォーマンスレポートにおいて、2025年12月3日〜4日頃から、一部のサイトで「平均掲載順位が大幅に低下し、同時にインプレッション数が急増する」という現象が再び報告されています。
この動きは、9月にGoogleが検索結果のnum=100パラメータ(100件表示)を廃止した際に見られた「インプレッション減少・順位上昇」とは逆のパターンです。
専門家の分析によると、パラメータ廃止によって一時的にブロックされていたスクレイパーやボットによる自動クエリが、何らかの回避策を見つけて再開された可能性が指摘されています。
ボットが下位ページ(2ページ目以降など)をクロールすることで、実ユーザーではない「幽霊インプレッション」が大量に発生し、その結果として全体の平均順位が押し下げられているという仕組みです。
ランキング自体に実害はないものの、データにノイズが混じり、正確な分析を阻害する状況が続いています。Googleとボット側の「いたちごっこ」が再燃しており、データの解釈には注意が必要です。
サーチコンソールで一部のサイトでは平均掲載順位が再び低下してるとの報告があるhttps://t.co/H7YkmiWlO9
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
・12月3日か4日頃、一部のサイトで平均掲載順位が大幅に低下する一方で、インプレッション数は再び急増しています。
最近も似たようなの報告があったhttps://t.co/P5tf9piAso…
AI検索(GEO/AEO)への対策も従来のSEOと本質は変わらないとGoogleのダニー氏が言及
Googleのダニー・サリバン氏は、AI検索(GEO/AEO)への対策も、本質的には従来のSEOと変わらないと明言しました。
最善の戦略は「アルゴリズムではなく人間を優先したコンテンツ作成」であり、AI専用の小手先のテクニックに走るのではなく、ユーザーの意図に応える高品質な体験の提供が長期的な成功の鍵となります。
具体的には、独自の専門性や実体験に基づく一次情報、独自のレポート、そして説得力のある意見を盛り込むことが重要です。
また、理解を助けるための画像や動画の活用、適切な構造化データの導入も推奨されています。これらはAIが情報を正確に理解し、ユーザーに提示する際の助けとなります。
結局のところ、クリック数だけを追うのではなく、エンゲージメントやコンバージョンを最適化し、人間中心の満足度の高いコンテンツを作成し続けることが、AI時代の検索環境においても評価されるための確実な道であると結論づけています。
AI検索(GEO/AEO)への対策も従来のSEOと本質は変わらないとGoogleのダニー氏が言及https://t.co/OLjXHBTxmv…
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 18, 2025
JavaScript による noindex の操作は非推奨であることを、Google公式に言及
Googleは、JavaScript SEOの基本ドキュメントを更新し、JavaScriptによる「noindex」タグの操作が非推奨であることを明確にしました。
これまで、JavaScriptの実行によって後からnoindexを追加したり、逆に削除したりしてインデックスを制御する手法がありましたが、現在はこれを避けるべきとしています。
理由として、Googleがページをレンダリングする前に既存のnoindexタグを検出した場合、そのページのレンダリング自体をスキップし、JavaScriptの実行結果を待たずにインデックス対象外とする可能性があるためです。
この仕様により、意図しないインデックスの除外や、制御の失敗を招くリスクが生じます。
Googleは、noindexをブラウザ側の処理に委ねるのではなく、サーバーからページを配信する時点で既に設定された状態で提供することを強く推奨しています。
確実なインデックス制御のためには、静的なHTML内、またはHTTPレスポンスヘッダーでの指定が不可欠となります。
JavaScript による noindex の操作は非推奨であることを、Google公式に言及https://t.co/w2t7hlirsN
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
Google は、JavaScript SEO の基本を解説するドキュメント内で noindex robots meta タグの処理に関するセクションを更新しました。
・JavaScript による noindex…
AI Overviewに引用されるには、メインクエリよりもファンアウトクエリで上位に入る方が重要(※Surfer SEO の分析データ)
Surfer SEOの最新分析により、GoogleのAI概要(AIO)で引用を獲得するには、メインクエリよりも「ファンアウトクエリ(派生的な質問)」での上位表示が重要であることが判明しました。
分析によると、ファンアウトクエリで上位に入ったページは、メインキーワードのみで上位の場合と比較して、引用される可能性が49%高くなります。
さらに、メインと派生の両方で上位に入れば、引用確率は161%も向上します。
驚くべきことに、AIOに引用されたURLの約68%は通常の検索結果で10位圏外でしたが、上位3つの目立つ引用枠に限れば半数以上が10位圏内のページでした。
この結果から、単一のキーワード対策ではなく、コアテーマを深く掘り下げ、関連する幅広い疑問に答える「トピックカバレッジ」の構築が不可欠と言えます。
特定の単語を追うのではなく、AIに関連性を正しく認識させる包括的なコンテンツ制作こそが、AIO時代の新たな最適化戦略となります。
AI Overviewに引用されるには、メインクエリよりもファンアウトクエリで上位に入る方が重要(※Surfer SEO の分析データ)https://t.co/WJ0wof6oCe
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 19, 2025
■分析結果
ファンアウトクエリで上位表示した場合、メインキーワードのみで上位表示した場合よりも引用される可能性が49%高くなります。…
AI検索への最適化(AIO)は従来の検索への最適化(SEO)と「同じ」だと、Googleのニック・フォックス氏が言及
Googleのナレッジ&インフォメーション担当SVP、ニック・フォックス氏は、AI検索(AI OverviewsやAIモード)への最適化は、本質的に従来のSEOと「同じ」であると明言しました。
ポッドキャスト番組『AI Inside』でのインタビューにおいて、AI時代にパブリッシャーがコンテンツの作り方を変えるべきかという問いに対し、フォックス氏は「短く言えば、答えはノーだ」と回答。
GoogleのAIエクスペリエンスで成果を出すための最適化手法は、従来の検索で成功する方法と非常に似ており、同一と言って差し支えないとの見解を示しました。
同氏は、最も重要なのは「素晴らしいサイトと素晴らしいコンテンツを構築すること」に尽きると強調しています。
小手先のAI対策ではなく、「ユーザーが読み、アクセスしたいと思うもの」をユーザー第一で作成し続けることが、AI検索と従来検索の両方で評価されるための最善かつ唯一の道であると結論づけています。
AI検索への最適化(AIO)は従来の検索への最適化(SEO)と「同じ」だと、Googleのニック・フォックス氏が言及https://t.co/Xw1m9oM4g5…
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
部分的なサイト移転は状況が複雑になりやすい。標準的なサイト移転は概ね問題ないとGoogleジョン氏が言及
Googleのジョン・ミューラー氏は、サイトの一部を段階的に移転する「部分的なサイト移転」は、状況を極めて複雑にするリスクがあると警告しました。
標準的なサイト全体の一括移転であれば概ね問題なく進行しますが、一部を先に移転し残りを後回しにする手法は、実務上、完全なサイト移転とはみなされません。
アドレス変更ツール自体は使用可能ですが、移行が完了するまではGoogleがサイト構造を正確に理解することが難しくなり、トラッキングや検索順位の管理も困難になります。
同氏は、適切に計画された移行でさえ難易度が高いことを指摘し、部分的な移転はさらにその困難さを増大させると強調しました。
どうしても段階的な移行が必要な場合でも、完全に白紙の状態からの再スタートにはならないことを理解し、できるだけ迅速かつ適切にクリーンアップを完了させるべきです。
混乱を最小限に抑えるためには、中途半端な状態を長引かせない綿密な計画が不可欠となります。
部分的なサイト移転は状況が複雑になりやすい。標準的なサイト移転は概ね問題ないとGoogleジョン氏が言及https://t.co/OQqS5KFQLR
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 17, 2025
■「サイトの一部を今移転し、他の部分を後で移転したい」という考えに対して以下のように回答…
2025年12月13日付近のGoogleコアアップデートによる検索への影響が複数報告されてる
2025年12月11日から開始された「2025年12月コアアップデート」により、世界中のサイト運営者から激しい順位変動の報告が相次いでいます。
特に12月13日前後には大きな衝撃が走り、数年間トップ3を維持していた老舗サイトが突然4ページ目以降に転落したり、一夜にして検索トラフィックをほぼ失ったりといった悲痛な声が挙がっています。
今回のアップデートでは、コンテンツの質と検索意図の一致、そして実体験に基づく専門性(E-E-A-T)がより厳格に評価されている傾向にあります。告されています。
一部では「画像と広告ばかりのサイトが優遇されている」といった不満や、デバイス間での順位の乖離、さらには検索するたびに順位が変わる極めて不安定な挙動も報告されています。
Googleは、このロールアウトには最大3週間かかると発表しており、現在はまだ初期段階の混乱期にあります。
専門家は、展開が完全に落ち着くまでは安易な結論を出さず、ユーザーにとって真に価値ある一次情報を提供し続けることが、長期的な回復への唯一の道であると呼びかけています。
2025年12月13日付近のGoogleコアアップデートによる検索への影響が複数報告されてるhttps://t.co/kLKjwwZVNq…
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 19, 2025
AIモードなどAI検索(AIによる回答生成)においても、従来の検索エンジンで培われた「品質判断の仕組み」が基盤になっていると、Googleロビー氏が言及
Google検索プロダクト担当副社長のロビー・スタイン氏は、AIモードなどの回答生成においても、過去25年間で培われた検索エンジンの品質判断の仕組みが基盤であることを強調しました。
AI検索への対応は特別な技術ではなく、従来のSEOの原則をより徹底することが鍵となります。
具体的に重視される要素として、質問に直接答える回答性、信頼に足る高品質さ、迅速な読み込み速度、他にはないオリジナリティ、そして情報の根拠を示す引用の5点が挙げられました。
また、コンテンツの「役立ち度」は、人間による評価や高評価ボタン、さらには「ユーザーが再検索せずに解決したか」という行動データも総合的に分析されています。
結局のところ、AI検索はゼロから構築されたものではなく、歴史あるアルゴリズムの延長線上にあります。
ユーザーが価値を感じ、満足して戻ってくるような信頼性の高いページを作成し続けることが、AI時代においても検索結果で評価されるための最善の戦略であると結論づけています。
AIモードなどAI検索(AIによる回答生成)においても、従来の検索エンジンで培われた「品質判断の仕組み」が基盤になっていると、Googleロビー氏が言及https://t.co/pj5h7NYwVy
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 19, 2025
■AIモードで重視される5つの要素
①直接的な回答(Directness): コンテンツがユーザーの質問に直接答えているか。…
「AI向けのSEO(AEO/GEO)はどうすればいいのか?」と聞かれたSEO担当者に対してGoogleダニー氏がアドバイス
Googleのダニー・サリバン氏は、AI検索(AEO/GEO)への対応を急ぐクライアントやSEO担当者に対し、「基本は変わらない」という本質的なアドバイスを送りました。
まず、クライアントには「AI検索も従来の検索技術を基盤としており、ユーザーに価値あるコンテンツを作ることが長期的な成功を支える唯一の道である」と伝えるべきだとしています。
新しい流行を追ってこれまでの本質を崩すことは、かえってリスクを高めるからです。また、AI特化型の最適化(AEO)に固執しすぎないことも重要です。
現状、AIチャットボット経由のトラフィックはGoogle等と比較して極めてわずかであり、AIに好かれようとしてリスト記事を乱造するような不自然な調整は、戦略を複雑化させ成果を損なう恐れがあります。
技術面では、CMSの進化によりテクニカルSEOの多くが自動化されつつある現在、担当者はより「高品質なコンテンツ制作」に注力すべきです。
結局のところ、GoogleのAIも「ユーザーに役立つ高品質なページ」を評価するように設計されているため、コンテンツの質を磨き続けることがAI検索においても最善の策となります。
「AI向けのSEO(AEO/GEO)はどうすればいいのか?」と聞かれたSEO担当者に対してGoogleダニー氏がアドバイスhttps://t.co/96QQzZ7hKQ
— ディーボのSEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) December 19, 2025
■アドバイス内容3つ
①クライアントに伝えるべきこと
・「基本は変わらない」:…
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?
検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。
例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。
検索順位を上げたり、検索流入を増やすにはSEOが重要!


