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SEO資格10選!必要性や難易度、メリットなど徹底解説

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SEOの知識を深める際、資格取得を検討する方も多いでしょう。
SEOとは、検索結果でサイトを上位表示させ、流入を増やす施策です。資格の勉強を通して、ユーザーに有益なコンテンツを提供し、検索エンジンに正しく評価されるための対策を学べます。

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適切なSEOを行えば流入増が期待できますが、資格がなくとも本質的な知識が欠ければ、サイトは正しく評価されず上位に表示されません。
その結果、リード獲得が滞り売上向上も難しくなります。
こうした状況を避けるため、SEOに関する資格や学習で基本を押さえることが重要です。

今回は初心者の方に向け、SEOの定義や対策、役立つ資格のポイントを分かりやすく解説します。

SEO資格10選!必要性や難易度、メリットなど徹底解説
目次
  1. そもそもSEO対策に専門の資格は必要なのか?
  2. プロが厳選!SEOスキルの証明に役立つおすすめ資格・検定
  3. 資格取得後にSEOの実践スキルを飛躍させるステップ
  4. まとめ:SEOの資格をロードマップにして一歩踏み出そう
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そもそもSEO対策に専門の資格は必要なのか?

「SEOを学びたいけれど、資格って本当に必要なの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。結論から申し上げますと、SEO業務を行ううえで法的に必要な資格は存在しません。医師や弁護士のように、資格がなければ業務を行えないという類のものではないのです。

しかし、だからといって「資格は意味がない」と断言するのは早計です。SEOの世界は非常に広く、技術的な内部対策からコンテンツ制作、外部リンク戦略、データ分析に至るまで、習得すべき知識は多岐にわたります。独学でこれらをすべてカバーしようとすると、どうしても知識に偏りが生じたり、重要な基礎を見落としてしまったりすることがあります。

そこで役立つのがSEO関連の資格や検定です。資格取得のための学習プロセスを通じて、SEOの全体像を体系的に把握できます。また、取得した資格はクライアントや転職先に対して、あなたのスキルを客観的に証明する手段にもなります。

とはいえ、資格を取得すればすぐに検索順位を上げられるわけではありません。SEOは実践の積み重ねが何よりも重要な分野です。資格はあくまでも入口であり、ゴールではないことを理解しておく必要があります。この記事では、SEO資格の必要性からおすすめの資格、取得後のスキルアップ方法まで、詳しく解説していきます。

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SEO資格を取得することで得られる3つの大きなメリット

SEO資格の取得には、一定の時間と費用がかかります。それでも多くのマーケターやWeb担当者が資格取得を目指すのは、明確なメリットがあるからです。ここでは、資格取得によって得られる3つの代表的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

独学では抜け落ちがちな「体系的な基礎知識」が身につく

SEOを独学で学ぶ場合、多くの方がWeb上の記事や動画を参考にされるでしょう。確かにインターネット上には有益な情報が溢れていますが、断片的な知識の寄せ集めになりがちです。例えば、「タイトルタグの最適化方法」や「被リンクの獲得テクニック」といった個別のノウハウは学べても、それらがSEO全体のどこに位置づけられるのか、優先順位はどうなのかといった俯瞰的な視点が抜け落ちてしまうことがあります。

資格試験のカリキュラムは、SEOの入口から出口まで網羅的に設計されています。内部対策、外部対策、コンテンツSEO、テクニカルSEO、そして効果測定といった各領域を、順序立てて学習できる構成になっているのです。全日本SEO協会が提供するSEO検定を例に挙げると、4級ではSEOの基礎概念やGoogleの仕組み、3級ではキーワード調査やサイト内部の最適化、2級では外部対策やソーシャルメディア活用、1級ではモバイル最適化やローカルSEOまで、段階的にレベルアップできる設計となっています。

このように体系化されたカリキュラムで学ぶことで、自分の知識に穴がないか確認でき、SEO施策の全体像を把握したうえで実務に臨めるようになります。特にこれからSEOを本格的に学びたい初心者の方にとって、この体系的な学習は大きな価値があるといえるでしょう。

就職・転職や副業でのクライアントに対する「客観的な信頼性」

SEOスキルは目に見えにくいものです。「私はSEOができます」と口で言うのは簡単ですが、それを証明するのは容易ではありません。実績を示せればベストですが、Web業界への転職を目指す未経験者や、副業としてSEOコンサルティングを始めたい方にとって、アピールできる実績がないケースも多いでしょう。

そこで資格が客観的な信頼性の担保として機能します。採用担当者やクライアントは、資格の有無によって候補者の知識レベルをある程度判断できます。もちろん「資格を持っている=仕事ができる」とは限りませんが、少なくとも基礎的な知識を持っていること、学習意欲があることの証明にはなります。

特に認知度の高い資格であれば、その効果はより高まります。全日本SEO協会のSEO検定やウェブ解析士といった国内資格は、Web業界での認知度が高く、履歴書や職務経歴書に記載することで一定の評価を得られます。また、フリーランスとしてクライアントに提案する際にも、名刺やWebサイトに資格ロゴを掲載することで、初対面の相手に安心感を与えられるでしょう。

副業やフリーランスとしてSEO業務を行う場合、最初のクライアントを獲得するまでが大きなハードルとなります。資格はそのハードルを下げるための有効なツールとなり得るのです。

共通言語を学ぶことでチームや社内でのコミュニケーションが円滑になる

SEOには独特の専門用語が数多く存在します。クローラー、インデックス、正規化、構造化データ、E-E-A-T、コアウェブバイタルなど、挙げればきりがありません。これらの用語を正確に理解し、適切に使いこなせることは、チームでSEO業務を行ううえで非常に重要です。

例えば、Webデザイナーやエンジニアと協業する際、SEO担当者が「このページのカノニカルタグを正しく設定してください」と依頼するとします。もし双方がカノニカルタグの意味と重要性を理解していれば、スムーズに作業が進むでしょう。しかし、どちらか一方でも理解が曖昧だと、認識のズレが生じ、手戻りが発生する可能性があります。

資格試験で学ぶ内容は、業界標準の用語や概念に基づいています。同じ資格を取得した仲間同士であれば、共通の知識基盤を持っているため、コミュニケーションコストが大幅に削減されます。社内でSEOチームを立ち上げる際に、メンバー全員で同じ資格を取得するという取り組みを行う企業も増えています。

また、クライアントへの説明においても、専門用語を正確に使いこなせることは信頼感につながります。曖昧な表現ではなく、明確な根拠を持って施策を提案できるようになるのです。

知っておくべき「資格取得」の限界と注意点

ここまでSEO資格のメリットをお伝えしてきましたが、資格取得には限界や注意点も存在します。資格に過度な期待を寄せると、後で「思っていたのと違った」と感じることになりかねません。事前に限界を理解したうえで、資格取得に臨みましょう。

資格がある=検索順位を上げられるわけではない

これは最も重要な注意点です。SEO資格を取得しても、それだけでWebサイトの検索順位が上がるわけではありません。資格試験で問われるのは、あくまでも知識です。実際に検索順位を改善するには、その知識を応用し、試行錯誤を重ねながら実践していく必要があります。

SEOは理論と実践のギャップが大きい分野です。教科書的な正解が、すべてのWebサイトに当てはまるとは限りません。業種、ターゲット、競合状況、サイトの規模や歴史によって、最適な施策は異なります。資格試験で100点を取れる人でも、実際のプロジェクトで成果を出せるかどうかは別問題なのです。

採用担当者やクライアントの中にも、この点を理解している方は多くいます。「資格は持っているけれど、実績はありますか?」と問われることは珍しくありません。資格はあくまでもスタート地点であり、そこから実務経験を積み重ねていくことで、初めて真のSEOスキルが身につくことを忘れないでください。

逆に言えば、資格取得後に自分でWebサイトを運営したり、実際のプロジェクトに参加したりして実績を作ることができれば、「知識と実践力の両方を持つ人材」として高く評価されるでしょう。資格は実践のための土台作りと捉えるのが適切です。

Googleのアルゴリズムアップデートによる知識の陳腐化リスク

SEOの世界は変化が激しく、Googleは年間を通じて大小さまざまなアルゴリズムアップデートを実施しています。特にコアアップデートと呼ばれる大規模な更新は、検索結果に大きな影響を与え、これまで有効だった施策が通用しなくなることもあります。

資格試験のテキストや問題は、作成された時点での最新情報に基づいています。しかし、SEOのベストプラクティスは日々進化しており、数年前の常識が今では通用しないということも珍しくありません。例えば、かつては被リンクの数が重視されていましたが、現在では質が重視されるようになっています。また、モバイルフレンドリーやページ速度の重要性は年々高まっています。

資格を取得したからといって、学習を止めてしまうのは危険です。資格取得はゴールではなく、継続的な学習のスタート地点に過ぎません。取得後も、Googleの公式ブログやSearch Central、業界の信頼できるメディアをフォローし、最新動向をキャッチアップし続ける必要があります。

また、一部の資格は有効期限が設定されており、更新のために再試験や追加講習が必要となります。これは一見面倒に思えるかもしれませんが、知識をアップデートする良い機会と捉えることもできます。資格の更新制度があるかどうかも、資格選びの際にチェックしておくとよいでしょう。

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プロが厳選!SEOスキルの証明に役立つおすすめ資格・検定

SEOに関連する資格は、国内外合わせると非常に多くの種類があります。どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、実務で役立ち、かつ業界での認知度が高い資格を厳選してご紹介します。国内の主要資格から海外のグローバル資格まで、目的やレベルに応じて最適な選択ができるよう、詳しく解説していきます。

【国内】認知度と実用性が高い主要なSEO検定

まずは日本国内で取得できる主要なSEO関連資格をご紹介します。これらは日本語で受験でき、国内のWeb業界で広く認知されている資格です。転職や副業で日本市場をメインに活動する方には、特におすすめの選択肢となります。

全日本SEO協会「SEO検定」:1級〜4級のレベル別対策

一般社団法人全日本SEO協会が認定するSEO検定は、国内で最も知名度の高いSEO専門資格のひとつです。1級から4級までの4段階に分かれており、自分のレベルに合わせて受験する級を選択できます。各級の内容は以下のとおりです。

4級はSEOの基礎を学ぶ入門レベルです。検索エンジンの仕組み、Googleのアルゴリズムの基本概念、Webサイトの構造など、SEOを理解するための土台となる知識を習得します。SEO業務に携わることになった新人の方や、これからSEOを学び始める方に最適です。

3級ではキーワード調査やサイト内部の最適化について深く学びます。ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを分析し、それに基づいたコンテンツ戦略を立てる方法を理解します。タイトルタグ、メタディスクリプション、見出し構造といった内部対策の具体的手法もこの級で習得します。

2級は外部対策がメインテーマとなります。被リンクの獲得戦略、ソーシャルメディアの活用、コンテンツマーケティングなど、サイト外部からの評価を高めるための施策を学びます。また、ペナルティを受けないための注意点についても理解を深めます。

1級は最上位の級で、モバイルサイトの最適化、ローカルSEO、全国規模で集客するナショナルSEOなど、より高度で専門的な内容が問われます。東京理科大学工学部の教授が監修したカリキュラムに基づいており、プロフェッショナルとしてのスキルを証明できます。

受験費用は級によって異なり、4級が5,500円、3級が6,600円、2級が7,700円、1級が8,800円となっています。試験は全国10か所で実施されており、月に1〜2回の頻度で開催されているため、受験機会は比較的多いといえます。公式テキストと過去問題集を活用して対策すれば、4級や3級であれば比較的難易度は高くありません。

SEO検定の合格者には認定証と認定ロゴが授与されます。認定ロゴはWebサイトや名刺に掲載してアピールに活用できます。また、全日本SEO協会の合格証明ページへの掲載という被リンク獲得のメリットもあります。

ウェブ解析士協会「ウェブ解析士」:データ分析まで網羅したい方向け

一般社団法人ウェブ解析士協会が認定するウェブ解析士は、SEOに限らずWebマーケティング全般のデータ分析スキルを証明する資格です。SEOの知識だけでなく、アクセス解析を通じて施策の効果を測定し、改善につなげる力を身につけたい方におすすめです。

ウェブ解析士の資格は、ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの3段階に分かれています。まずは入門レベルのウェブ解析士から取得し、実務経験を積みながら上級資格を目指すというステップが一般的です。

ウェブ解析士の試験範囲は幅広く、アクセス解析ツールの活用方法、KPIの設計、レポーティング手法、マーケティング戦略の立案など、Webサイト運営に必要な知識を網羅的に学べます。Google アナリティクスやGoogle Search Consoleの実務的な使い方も習得できるため、SEO施策の効果測定を自分で行えるようになります。

受験料は17,600円で、事前の講座受講が必要となる場合があります。試験はオンラインで受験でき、自宅から受験可能という利便性があります。合格後は2年ごとの更新が必要で、フォローアップテストや年会費が発生します。この更新制度により、常に最新の知識を維持することが求められます。

SEO施策を実行するだけでなく、その効果を数値で把握し、PDCAサイクルを回せる人材は非常に重宝されます。データドリブンなSEOを実践したい方には、SEO検定と合わせてウェブ解析士の取得を検討されることをおすすめします。

一般社団法人日本技能開発協会「SEOマーケティングアドバイザー」

SEOマーケティングアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が認定する資格です。SEOの基礎知識からメディアを成功させるコツまで、幅広い内容を習得できます。試験の難易度は初級者レベルに設定されており、これからSEOを学び始める方にとって取り組みやすい資格といえます。

この資格の特徴は、SEOの技術的な側面だけでなく、マーケティング全体の中でSEOをどう位置づけるかという視点を重視している点です。検索エンジンからの集客をビジネス成果につなげるための考え方を学べるため、単なる順位上げではなく、売上や問い合わせ増加といった成果を意識した施策を行えるようになります。

受験方法は在宅受験が可能で、専用テキストでの学習後に試験を受ける形式となっています。忙しい社会人でも自分のペースで学習を進められるのは大きなメリットです。取得までの期間は個人差がありますが、1〜2か月程度の学習で合格を目指せます。

SEOの入門として、また、マーケティング視点でSEOを学びたい方にとって、SEOマーケティングアドバイザーは良い選択肢となるでしょう。

全日本SEO協会「認定SEOコンサルタント」:クライアントワークのプロを目指す方へ

認定SEOコンサルタントは、SEO検定と同じく一般社団法人全日本SEO協会が認定する上位資格です。SEOの知識だけでなく、クライアント企業を成功に導くためのコンサルティング技術まで習得できる点が大きな特徴となっています。

この資格を取得するには、まずSEO検定の4級から1級までのすべてに合格する必要があります。そのうえで、認定SEOコンサルタント養成スクールに入学し、3回の研修を受講します。研修では、SEOに関する最新の知識や技術だけでなく、クライアントへのヒアリング手法、提案書の作成方法、効果的なプレゼンテーション技術など、コンサルタントとして必要なスキルを総合的に学びます。

研修の終わりには実際のコンサルティング業務を想定したロールプレイ研修も実施されます。卒業課題の提出と認定審査に合格することで、認定SEOコンサルタントの資格が授与されます。合格者には認定登録証とバッジが授与され、名刺やWebサイトに掲載してアピールできます。

受講料は通学・通信ともに150,000円で、別途SEO検定の受験料が必要となります。費用は高めですが、SEOコンサルタントとして独立したい方、クライアント企業に対して専門的なアドバイスを行いたい方にとっては、投資に見合う価値のある資格といえるでしょう。

全日本SEO協会「認定SEOスペシャリスト」:即戦力の実践スキルを証明

認定SEOスペシャリストは、認定SEOコンサルタントと同様に全日本SEO協会が認定する資格です。企業が求めるSEOスペシャリストとして、現場で即実践できるスキルを身につけたい方に向いています。

取得条件として、SEO検定4級から1級までのすべてに合格していることに加え、自社サイト・他社サイト・個人サイトなどの運営経験が最低1年間あることが求められます。養成スクールでは、KPI・KGI・CVなどSEOにおけるゴール設定、Google アナリティクスやSearch Consoleを使ったアクセス解析・効果測定、データに基づいた改善提案の方法などを学びます。

学習方法はダウンロード学習コースのみとなっており、動画とPDFテキストを使って自宅で学習を進められます。いつからでも入学できるため、自分のスケジュールに合わせて学習を開始できます。受講期間は2か月間で、卒業課題の提出と認定審査への合格が必要です。

学費は82,500円(税込)で、別途SEO検定の教材費と受験料がかかります。認定SEOコンサルタントよりも費用を抑えながら、実践的なSEOスキルを証明したい方におすすめです。自社サイトのSEOをスピーディーに成功させたい方、SEOに強いWebサイトをクライアントに提供したいWeb制作会社の方にも適しています。

日本Webライティング協会「Webライティング能力検定」:コンテンツSEOの土台を固める

Webライティング能力検定は、一般社団法人日本Webライティング協会が認定する資格です。Webサイトにおける記事の質向上を目的に作られた検定で、SEOに欠かせないコンテンツ制作スキルを証明できます。

コンテンツSEOが重視される現在、質の高い文章を書く能力はSEO担当者にとって必須のスキルとなっています。この検定では、Webに関わる企業人としての一般常識、効果的なWebライティングの技術、炎上やトラブルを防ぐための知識などを体系的に学べます。

試験は1級から3級まであり、同じテストを受験して得点によって取得できる級が決まります。出題は6科目で構成され、1〜5科目は4択形式、6科目のミニ論文は200〜300文字の記述式となっています。88点以上で1級、79〜87点で2級、70〜78点で3級が認定されます。

検定費用は17,600円(税込)で、公式テキスト代が含まれています。試験は全国の会場で実施され、年に複数回開催されています。資格の有効期限は2年間で、更新を希望する場合は更新セミナーまたは動画配信を受講します。

大手企業の社員教育として採用されるケースも多く、Webメディアで信頼性の高い文章を執筆するためのスキルを身につけたい方、SEOライターとしてのキャリアを築きたい方におすすめの資格です。

日本Web協会「Webアナリスト検定」:データ分析を1日で集中学習

Webアナリスト検定は、一般社団法人日本Web協会(JWA)が認定する資格です。Webサイトのアクセス解析データだけでなく、市場動向やトレンドなど様々なマーケティング情報を分析し、企業の業績向上に導くスキルを証明します。

この検定の大きな特徴は、5時間の講座受講とセットになっている点です。講座では、Google アナリティクスの実際の画面を使いながら、分析の具体的な方法や手順、考え方を学べます。ツールの使い方やテクニックだけでなく、Webアナリストとしての思考法を身につけることを重視した内容となっています。

講座の内容は、Webアナリストの役割と必要なスキル、データの集計と分析手法、KPIの設定方法、レポーティングの実践など多岐にわたります。SEO施策の効果測定を正確に行い、データに基づいた改善提案ができるようになりたい方に最適です。

受講料は26,400円(税込)で、テキスト代、認定カード代、検定対策問題集代が含まれています。講座はオンラインでも受講可能で、会場での対面講義も選択できます。合格率は約80%と比較的高く、しっかり講座を受講すれば合格を目指せます。

いきなり会社のWeb担当になった方、Google アナリティクスの使い方がわからなくて困っている方、SEO施策の効果を数値で説明できるようになりたい方に特におすすめです。1日の講座で集中的に学べるため、忙しい社会人でも取り組みやすい資格といえるでしょう。

【海外・ツール系】グローバルに評価される認定プログラム

次に、海外で提供されている認定プログラムやツールベンダーが提供する資格をご紹介します。これらは英語での受験が基本となりますが、グローバルに通用する点、そして実際のツールを使いこなすスキルが身につく点で大きな価値があります。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ):分析の必須資格

Google アナリティクス個人認定資格(Google Analytics Individual Qualification、通称GAIQ)は、Googleが公式に提供する無料の認定資格です。Google アナリティクスの操作方法やデータ分析の基礎を習得していることを証明できます。

SEOにおいてデータ分析は欠かせません。施策の効果を測定し、改善点を見つけ、次のアクションにつなげるためには、アクセス解析ツールを使いこなす必要があります。Google アナリティクスは世界で最も利用されているアクセス解析ツールであり、SEO担当者にとって必須のツールといえます。

GAIQの試験内容は、Google アナリティクスの基本的な使い方から、レポートの読み解き方、目標設定、セグメント作成、アトリビューション分析など多岐にわたります。現在はGA4(Google アナリティクス 4)に対応した内容となっており、最新のアナリティクス環境を学べます。

受験は完全無料で、Google Skillshopというオンライン学習プラットフォームから受験できます。事前にGoogleが提供する学習コンテンツで学習してから試験に臨むことをおすすめします。合格すると認定証が発行され、LinkedInなどのプロフィールに掲載してアピールできます。認定の有効期限は1年間で、継続して資格を維持するには再試験が必要です。

無料で取得でき、かつGoogleの公式認定という信頼性があるため、SEO関連の資格を取得したい方は、まずGAIQから挑戦してみることをおすすめします。

HubSpot Academy SEO Certification:実践的なコンテンツSEOを学ぶ

HubSpot Academyが提供するSEO Certificationは、インバウンドマーケティングの観点からSEOを学べる無料の認定プログラムです。HubSpotはマーケティングオートメーションツールの世界的リーダーであり、そのブランド力は非常に高いといえます。

このコースでは、オンページSEO、テクニカルSEO、キーワードリサーチ、リンクビルディング、サイト最適化、SEOレポーティングといった幅広いトピックを学習できます。全8レッスン、26本の動画、5つのクイズで構成されており、学習時間は約3時間35分です。自分のペースで進められるため、忙しい方でも取り組みやすい設計となっています。

HubSpot SEO Certificationの特徴は、SEOをマーケティング戦略全体の中で捉える視点を養える点です。単に検索順位を上げることだけでなく、リードジェネレーション、顧客獲得、売上貢献といったビジネス成果との関連性を理解できます。実践的なワークシートやテンプレートも提供されるため、学んだ内容をすぐに実務に活かせるでしょう。

試験は60問中45問以上の正解で合格となります。英語での受験となりますが、動画には字幕がついており、学習コンテンツも丁寧に構成されているため、英語が得意でない方でも十分に取り組めます。

グローバルに認知されたHubSpotの認定資格は、外資系企業への転職や、海外クライアントとの仕事を視野に入れている方にとって、特に価値のある資格といえます。

Semrush / Ahrefs Academy:プロツールを使いこなすための認定

SemrushとAhrefsは、世界中のSEOプロフェッショナルに愛用されている高機能なSEOツールです。どちらのベンダーも、自社ツールの使い方を学べる無料の認定プログラムを提供しています。

Semrush Academyでは、SEOの基礎から応用まで幅広いコースが用意されています。キーワードリサーチ、テクニカルSEO、リンクビルディング、競合分析、ローカルSEOなど、目的に応じたコースを選択できます。各コースを修了するとデジタル認定証が発行され、LinkedInのプロフィールに追加できます。特に、Semrushのツールを使った実践的なワークフローを学べるため、実務ですぐに活用できるスキルが身につきます。

Ahrefs Academyも同様に、SEOの基礎からAhrefsツールの活用方法まで学べる無料コースを提供しています。Ahrefsは被リンク分析に強みを持つツールとして知られており、リンクビルディング戦略を学びたい方には特におすすめです。

これらのツールベンダーが提供する認定は、そのツールを実務で使用している、または今後使用する予定がある方にとって非常に価値があります。ツールの基本的な使い方を体系的に学べるだけでなく、SEOのベストプラクティスについても深く理解できます。

なお、SemrushやAhrefsのツール自体は有料ですが、Academyの学習コンテンツは無料で利用できます。ツールの無料トライアルを活用しながら学習を進めることで、実際にツールを触りながらスキルを身につけられるでしょう。

目的別・レベル別の選び方ガイド

ここまで様々な資格を紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷っている方もいるでしょう。資格選びは、あなたの現在のレベルと目指すゴールによって最適解が異なります。ここでは、代表的な2つのケースについて、おすすめの資格選びの指針をお伝えします。

未経験からWeb業界へ転職したいならどれ?

Web業界未経験から転職を目指す場合、まずは国内で認知度の高い資格を取得することをおすすめします。具体的には、全日本SEO協会のSEO検定3級または4級から始めるのが良いでしょう。SEO検定は国内のWeb業界で広く認知されており、履歴書に記載することで「SEOの基礎知識がある」ことをアピールできます。

SEO検定と合わせて、Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)も取得しておくことを強くおすすめします。GAIQは無料で取得でき、かつGoogleの公式認定という点で信頼性が高いです。Web業界ではアクセス解析のスキルも重視されるため、SEOとデータ分析の両方の知識を持っていることは大きなアドバンテージになります。

さらに余力があれば、ウェブ解析士の取得も検討してみてください。ウェブ解析士はSEOに限らずWebマーケティング全般をカバーしているため、SEO以外の業務にも対応できる汎用性の高い人材として評価されます。

転職活動においては、資格だけでなく、自分で何かしらのWebサイトやブログを運営し、実際にSEO施策を実践した経験があると、さらに説得力が増します。資格取得と並行して、小規模でも良いので自分のメディアを持ち、実践経験を積むことをおすすめします。

ブロガーや副業ライターがスキルアップするには?

すでにブログを運営している方や、副業としてWebライティングを行っている方の場合、実務に直結するスキルを効率よく習得することが重要です。まずはGAIQを取得し、自分のブログやクライアントのサイトのアクセスデータを分析できるようになりましょう。どの記事が検索からの流入を獲得しているか、どのキーワードで上位表示されているかを把握することで、より戦略的なコンテンツ制作が可能になります。

次のステップとして、HubSpot Academy SEO Certificationの取得をおすすめします。このコースはコンテンツマーケティングの観点からSEOを学べるため、ライターやブロガーにとって非常に実践的な内容となっています。キーワードリサーチの方法、検索意図に合ったコンテンツの作り方、記事の構成方法など、すぐに実務に活かせるノウハウを習得できます。

もし本格的にSEOコンサルティングを副業として行いたい場合は、SEO検定1級や認定SEOコンサルタントの取得も視野に入れてみてください。クライアントに対してサービスを提供する際、上位資格を持っていることは大きな信頼につながります。

また、実際に使用するツールに関連した認定も有効です。SemrushやAhrefsをすでに活用している方は、それぞれのAcademyで認定を取得しておくと、ツールをより深く使いこなせるようになり、業務効率が向上するでしょう。

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資格取得後にSEOの実践スキルを飛躍させるステップ

資格を取得したら、次はいよいよ実践のステージです。前述のとおり、資格はあくまでも知識の証明であり、実際に成果を出せるかどうかは実践次第です。ここでは、資格取得後にSEOスキルをさらに飛躍させるための具体的なステップをご紹介します。

自分でブログやWebサイトを運営して「実績」を作る

SEOスキルを本当の意味で身につけるには、自分自身でWebサイトを運営し、試行錯誤を重ねることが最も効果的です。教科書で学んだ知識が、実際のサイトでどのように機能するのかを体感することで、理解が格段に深まります。

実際に手を動かして順位を上げた経験が最強の証明になる

「このキーワードで10位だった記事を、施策を行った結果3位まで上げた」という実績は、どんな資格よりも説得力があります。なぜなら、それは知識があるだけでなく、実際に成果を出せる人材であることの証明だからです。

自分のブログやWebサイトを持つことで、自由に施策を試すことができます。タイトルの変更、内部リンクの最適化、コンテンツの追加・リライト、ページ速度の改善など、様々な施策を実験できる環境があることは、スキルアップにおいて非常に重要です。

最初から大きなテーマに取り組む必要はありません。自分の趣味や興味のある分野で小規模なブログを始め、ニッチなキーワードから攻めていくのが現実的です。競合が少ないキーワードであれば、比較的短期間で上位表示を達成でき、成功体験を積むことができます。その成功体験が自信につながり、より難易度の高いキーワードに挑戦するモチベーションになるでしょう。

ブログ運営で得た実績は、ポートフォリオとしてまとめておきましょう。どのようなキーワードを狙い、どのような施策を行い、どのような結果が得られたかを具体的な数字とともに整理しておくと、転職活動やクライアントへの提案時に非常に役立ちます。

必須ツール(GA4 / Google Search Console)の実務運用

SEOにおいてデータ分析は欠かせません。施策を行い、その効果を測定し、改善点を見つけて次の施策につなげるというPDCAサイクルを回すためには、分析ツールを使いこなす必要があります。

データを読み解き、具体的な改善案を導き出すトレーニング

Google アナリティクス 4(GA4)とGoogle Search Consoleは、SEO担当者にとって必須のツールです。どちらも無料で利用でき、非常に詳細なデータを取得できます。

GA4では、Webサイトへの訪問者数、ページビュー数、滞在時間、直帰率、コンバージョン数など、ユーザー行動に関する様々なデータを確認できます。どのページが人気があるのか、どこでユーザーが離脱しているのか、どの流入経路からのユーザーがコンバージョンしやすいのかなど、サイト改善のヒントが詰まっています。

Google Search Consoleでは、検索パフォーマンスに関するデータを確認できます。どのキーワードでサイトが表示されているか、表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位などを把握できます。また、インデックス状況の確認、クロールエラーの検出、モバイルユーザビリティの問題点の特定など、テクニカルSEOに関する重要な情報も得られます。

これらのツールを日常的に使いこなし、データから改善案を導き出すトレーニングを積みましょう。例えば、「このキーワードは表示回数は多いがクリック率が低い→タイトルやメタディスクリプションを改善してクリック率を上げよう」といった具合に、データに基づいた意思決定ができるようになることが目標です。

最初は数字の意味を理解するのに時間がかかるかもしれませんが、毎日少しずつデータを見る習慣をつけることで、徐々に勘所がつかめるようになります。週に一度は定点観測としてレポートを作成する習慣をつけると、データ分析スキルが着実に向上していくでしょう。

最新のGoogle動向(コアアップデート)をキャッチアップする

SEOは変化の激しい分野です。Googleは常にアルゴリズムを更新しており、昨日まで有効だった施策が、明日には通用しなくなる可能性もあります。継続的に最新情報をキャッチアップし、自分の知識をアップデートし続けることが、SEOプロフェッショナルとして活躍するための条件です。

信頼できる情報源(Google公式ブログ等)のフォローリスト

SEOに関する情報は世の中に溢れていますが、残念ながらすべてが正確で信頼できるわけではありません。古い情報、誤った情報、根拠のない噂などに惑わされないためには、信頼できる情報源を見極めてフォローすることが重要です。

まず押さえておきたいのは、Google公式の情報発信チャネルです。Google Search Central Blog(旧Webmaster Central Blog)では、アルゴリズムアップデートの告知や、検索に関する公式見解が発表されます。また、Google Search CentralのYouTubeチャンネルでは、Googleの担当者がSEOに関する疑問に答える動画が公開されています。これらは最も信頼性の高い一次情報源です。

次に、業界で実績のあるSEO専門メディアもフォローしておきましょう。海外では、Search Engine Journal、Search Engine Land、Moz Blogなどが代表的です。国内では、海外SEO情報ブログ、SEO Japan、各SEO会社のオウンドメディアなどが参考になります。

X(旧Twitter)もリアルタイムの情報収集に有効です。Googleの検索担当者であるJohn Mueller氏やGary Illyes氏のアカウントをフォローしておくと、アップデートに関するヒントや、SEOに関する疑問への回答を得られることがあります。国内のSEO専門家のアカウントもフォローしておくと、日本市場特有の情報を入手できます。

情報収集は習慣化することが大切です。毎朝出勤前の15分、あるいは昼休みの10分など、決まった時間にこれらの情報源をチェックする習慣をつけると、無理なく最新情報をキャッチアップできます。重要な情報はメモやブックマークで整理しておき、いつでも参照できるようにしておきましょう。

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まとめ:SEOの資格をロードマップにして一歩踏み出そう

この記事では、SEO資格の必要性からおすすめの資格、取得後のスキルアップ方法まで、詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

SEO資格は、法的に必須なものではありませんが、体系的な知識の習得、客観的な信頼性の証明、チーム内でのコミュニケーション円滑化といった明確なメリットがあります。
一方で、資格を持っているだけで検索順位が上がるわけではなく、アルゴリズムの変化によって知識が陳腐化するリスクがあることも理解しておく必要があります。

国内で取得できる主要な資格としては、全日本SEO協会のSEO検定、ウェブ解析士協会のウェブ解析士、日本マーケティングコーチ協会のSEOマーケティングアドバイザーなどがあります。
海外・ツール系では、GAIQやHubSpot SEO Certification、Semrush/Ahrefs Academyの認定プログラムがグローバルに評価されています。

資格取得後は、自分でブログやWebサイトを運営して実績を作り、GA4やGoogle Search Consoleを使ったデータ分析スキルを磨き、最新のGoogle動向をキャッチアップし続けることが、SEOプロフェッショナルとしての成長につながります。

資格はゴールではなく、SEOの旅のスタート地点です。まずは自分のレベルと目標に合った資格を選び、学習を始めてみてください。体系的な知識を身につけることで、その後の実践がより効果的になります。
そして、資格取得で得た自信を原動力に、実際のWebサイト運営や業務に挑戦し、経験を積み重ねていってください。その積み重ねが、あなたを本当のSEOプロフェッショナルへと導いてくれるはずです。

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位の推移

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。

例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。

こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。

検索順位を上げたり、検索流入を増やすにはSEOが重要!


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