SEOの基礎と対策方法を公開

ディーボのSEOラボ

  • お問い合わせ

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは?LCP・INP・CLSの基準とSEOへの影響・改善方法を徹底解説!

SEO

「表示速度はSEOに影響する」とよく言われますが、その中身を具体的に示すのが Core Web Vitals(コアウェブバイタル)です。名前は聞いたことがあっても、3つの指標が何を測り、どこまで改善すれば合格なのかを正しく理解できている方は多くありません。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

今回は、Core Web Vitals の3指標(LCP・INP・CLS)の意味と合格基準、SEOへの影響、Search Console や PageSpeed Insights での測定方法、そして指標別の改善方法まで、2026年時点の最新仕様(FIDに代わるINP対応)にもとづき、実務で役立つ形でわかりやすく解説したいと思います。

この記事でわかること

  • 3指標(LCP・INP・CLS)の意味と合格基準
  • SEO・ページエクスペリエンスへの影響
  • Search Console・PageSpeed Insightsでの測定手順
  • 指標別の具体的な改善方法と優先順位

おすすめの読者層

  • 表示速度・UX改善でSEOを底上げしたいWeb/SEO担当者の方
  • PageSpeed Insightsのスコアは見たが、何から直すべきか分からない方
  • サイトリニューアルや高速化の要件を整理したい制作・開発担当者の方
Core Web Vitalsとは?LCP・INP・CLSの基準とSEO・改善方法
\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

1. Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは

Core Web Vitals とは、Webページの「ユーザー体験の質」を数値化するためにGoogleが定めた重要指標のことです。具体的には、読み込み速度・応答性・視覚的な安定性という3つの観点をそれぞれ1つの指標で表します。

もう少し全体像を整理します。Googleはサイトの健全性を測る指標群を「Web Vitals(ウェブバイタル)」と呼んでおり、そのなかでも特に重要な3指標が Core Web Vitals です。一方、Core Web Vitals は「ページエクスペリエンス」という、より広いユーザー体験評価の中核に位置づけられています。

Core Web Vitalsの3指標(LCP・INP・CLS)の全体像

ここで押さえておきたいのが、Core Web Vitals は「実際のユーザーの利用データ(フィールドデータ)」で評価されるという点です。具体的には、Chromeユーザーの利用実態を集めた CrUX(Chrome UX Report)のデータをもとに、直近28日間・75パーセンタイルの値で「良好/要改善/不良」を判定します。手元で1回計測しただけの値で速くても、実際のユーザー環境では不良になることがあるのはこのためです。

「75パーセンタイル」とは?:全ユーザーを速い順に並べたとき、遅い方の上位25%(=極端に遅い環境)を除いた、大多数(75%)のユーザーが体感する値のことです。ごく一部の遅い回線・古い端末に評価が引っ張られないようにするための考え方だと理解してください。本記事の合格基準はすべて、この75パーセンタイルで判定されます。

Core Web Vitals は、ページエクスペリエンステクニカルSEOと密接に関わる、サイトの土台となる指標だと考えてください。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

2. Core Web Vitalsの3指標と合格基準

まずは3指標の合格基準を一覧で確認しましょう。いずれも前述のとおり、フィールドデータの75パーセンタイルで判定します。

Core Web Vitals 3指標の合格基準(LCP・INP・CLS)
\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

LCP(Largest Contentful Paint/最大コンテンツの描画)

LCPは、ページを開いてから最も大きなコンテンツ(多くはメイン画像や見出し)が表示されるまでの時間で、読み込みの速さを表します。良好の目安は2.5秒以下です。

LCPが遅くなる主な原因は、次のとおりです。

  • サーバーの応答が遅い:最初のHTMLが返るまで時間がかかっている。
  • レンダリングを妨げるCSS/JavaScript:表示前に読み込みで詰まっている。
  • 画像が重い・最適化されていない:メイン画像のサイズが大きすぎる。

INP(Interaction to Next Paint/次の描画までの応答)

INPは、クリックやタップ、キー入力などの操作に対してページが反応する速さ(応答性)を表します。良好の目安は200ms(ミリ秒)以下です。

ここは特に注意が必要です。INPは2024年3月にFID(First Input Delay)を置き換えた、比較的新しい指標です。FIDが「最初の操作の待ち時間だけ」を見ていたのに対し、INPはページ滞在中のすべての操作の応答性を評価するため、より実態に近い指標になっています。古い記事ではまだ「FID」と書かれていることがありますが、現在の応答性指標はINPです。

INPが悪化する主な原因は、重いJavaScriptの実行です。ボタンを押したのに反応せず、画面が一瞬固まったように感じたことはないでしょうか。一度に大きな処理が走ると、その間ブラウザが操作を受け付けられなくなり、そうした挙動が起こります。これがまさにINP悪化の一例です。

CLS(Cumulative Layout Shift/累積レイアウトシフト)

CLSは、読み込み中に表示要素が予期せずズレる量を表し、視覚的な安定性を示します。良好の目安は0.1以下です。ボタンを押そうとした瞬間に広告が挿入されて誤タップした、というユーザー体験がまさにCLSの悪化です。

CLSが悪化する主な原因は、サイズを指定していない画像・動画・広告枠、後から差し込まれる要素、Webフォントの切り替わりなどです。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

3. Core Web VitalsはSEOにどう影響するか

結論から言うと、Core Web Vitals はGoogleのランキング要因の一つですが、それだけで検索順位が大きく変わる要素ではありません。あくまでページエクスペリエンスを構成するシグナルの一つであり、コンテンツの質や、検索意図に合っているかどうかが前提です。内容の質が同じくらいのページが並んだときに、最後のわずかな差がつくポイント、と理解しましょう。

一方で、間接的な影響は無視できません。表示が遅い・画面がガタつくと、ユーザーは離脱しやすくなります。せっかく上位表示できても、サイト来訪後のユーザー体験が悪ければ成果につながりません。

とりわけ現在は、AI Overviews(AIによる概要)などの影響で「上位に表示されてもクリックされにくい」時代です(検索順位別クリック率(CTR)の実測データでも、上位でもクリックが分散する実態が確認できます)。だからこそ、数少ないサイト来訪を取りこぼさないための土台として、Core Web Vitals の重要性はむしろ高まっていると言えます。

関連して、直帰率SEOとUX/UIの関係もあわせて確認しておくとよいでしょう。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

4. Core Web Vitalsの測定方法

Core Web Vitals は、Googleの無料ツールで測定できます。目的に応じて使い分けましょう。

PageSpeed Insights

URLを入力するだけで、実ユーザーのフィールドデータとその場での計測(ラボデータ)の両方を確認でき、具体的な改善提案も表示されます。ページ単位で診断したいときの基本ツールです(PageSpeed Insightsの使い方)。

PageSpeed Insightsの「ウェブに関する主な指標の評価」画面

▲ PageSpeed Insights の「ウェブに関する主な指標の評価」。実ユーザーのフィールドデータで、LCP・INP・CLSの合否が一目で確認できます。

Google Search Console「ウェブに関する主な指標」レポート

サイト全体を対象に、フィールドデータで「良好/要改善/不良」のURL群を把握できます。サイト内のどのページ群に問題が集中しているかを、まとめて見渡せるため使い勝手が良いです(サーチコンソールの使い方)。

Search Consoleのウェブに関する主な指標レポート(モバイル)

▲ Search Console「ウェブに関する主な指標」レポート(モバイル)。サイト内のURLが「良好/要改善/不良」のどれに該当するかを、件数と推移でまとめて確認できます。

Lighthouse/Chrome DevTools

Google Chromeブラウザの開発者ツールに含まれる計測機能で、開発中や修正した直後に、ご自身の環境ですぐに速さを確認したいときに向いています。修正の効果をすぐ確かめたい場面で使います(ただしこの数値は次の項目で述べる「フィールドデータ」とは別物です)。

Google Chromeで開発者ツール(DevTools)を開き、Lighthouseを使う手順は次のとおりです。

  • ① 対象ページを開く:計測したいページを Google Chrome で表示します。
  • ② 開発者ツールを開くF12 キー(Windows:Ctrl+Shift+I/Mac:⌘+Option+I)を押します。画面右上の「⋮」メニュー →「その他のツール」→「デベロッパー ツール」からも開けます。
  • ③「Lighthouse」タブを選ぶ:開発者ツール上部のタブから「Lighthouse」を選択します(見当たらない場合は「≫」(その他のタブ)の中にあります)。
  • ④ 計測条件を選ぶ:デバイス(モバイル/デスクトップ)と、計測するカテゴリ(パフォーマンスなど)を選びます。
  • ⑤「ページ読み込みを分析」をクリック:計測が始まり、数十秒でスコアと具体的な改善提案が表示されます。
Chrome DevToolsのLighthouseで計測したスコア(パフォーマンス・ユーザー補助・おすすめの方法・SEO)

▲ Chrome DevTools の Lighthouse で計測したスコア。パフォーマンスなど4カテゴリを、ご自身の環境でのラボ計測として確認できます(フィールドデータとは別物です)。

ラボデータとフィールドデータの違いに注意

ここは多くの人がつまずくポイントです。Core Web Vitals の「評価」に使われるのはフィールドデータ(CrUX)であり、手元で計測した数値(ラボデータ)ではありません。手元の計測で良いスコアでも、実際のユーザーは低速回線や古い端末を使っていることがあり、フィールドでは不良になることがあります。改善後は必ず、フィールドデータ(Search Console)が改善するかまで確認しましょう。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

5. Core Web Vitalsの改善方法(指標別)

指標ごとに、効果の大きい対策を整理します。

LCPの改善

  • 画像の最適化:WebP/AVIFなど軽量フォーマット化、圧縮、適切なサイズ配信、width/height(またはaspect-ratio)の指定。
  • 重要リソースの優先読み込み:LCPになる画像はpreloadし、逆に遅延読み込み(lazy)にしない。
  • サーバー応答の高速化:キャッシュ活用やCDNの導入で初期応答を短縮。
  • レンダリングを妨げるCSS/JSの削減:不要なリソースの除去や読み込みの後回し。

画像はLCPに直結します。SEOに効果的な画像の考え方もあわせて参考にしてください。

INPの改善

  • JavaScriptの分割・遅延:初期表示に不要なスクリプトは分割し、必要になるまで読み込まない。
  • 重い処理を小さく分ける:一度に走る大きな処理を細かく区切り、その合間に操作へ反応できるようにする。
  • サードパーティスクリプトの整理:計測タグや外部ウィジェットを見直し、不要なものを削減。

CLSの改善

  • 寸法の指定:画像・動画・iframeにwidth/height(またはaspect-ratio)を指定して表示領域を確保。
  • 広告・埋め込み枠の事前確保:あらかじめ最小の高さを確保し、後入れによるズレを防ぐ。
  • Webフォントの最適化:font-displayの指定やフォントのpreloadで、切り替わりによるズレを抑える。

よくある原因と対策(実例)

実務では、次のような要素がCore Web Vitalsを悪化させがちです。

よくある要素影響しやすい指標対策の例
カルーセル(スライダー)LCP・CLS初期画像を優先読み込み、枠の高さを固定
Cookie同意バナーCLSオーバーレイ表示にし、レイアウトを押し下げない
WebフォントLCP・CLSpreload+font-displayの指定
広告・外部埋め込みCLS・INP枠の事前確保、読み込みの遅延・整理

改善の優先順位は、まずSearch Consoleで「不良」と判定されているURL群を特定し、影響の大きい指標(多くの場合はLCPとCLS)から着手するのが効率的です。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

6. モバイルでの重要性

Googleはモバイル版のページを評価の基準とするモバイルファーストインデックス(MFI)を採用しています。そのため、Core Web Vitals もモバイルでの数値が特に重要です。スマートフォンは通信環境や処理性能がPCより不利になりやすいため、モバイルを基準に改善を進めましょう(あわせてモバイルフレンドリーも確認)。

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

7. Core Web Vitals改善の進め方とまとめ

最後に、改善の進め方を整理します。

Core Web Vitals改善の進め方フロー
  • ① 測定する:Search Consoleで全体、PageSpeed InsightsでURL単位を確認。
  • ② 不良URL群を特定する:どの指標が、どのページ群で悪いかを把握。
  • ③ 指標別に改善する:影響の大きいLCP・CLSから着手し、INPも順に対応。
  • ④ 再計測する:フィールドデータ(Search Console)で改善を確認。

Core Web Vitals は、LCP(2.5秒以下)・INP(200ms以下)・CLS(0.1以下)の3指標で、Webページのユーザー体験を測る土台です。SEOにおいては、それだけで検索順位が大きく変わる要素ではありませんが、上位表示やクリック獲得と組み合わせて、サイト来訪を取りこぼさないための重要な基盤になります。まずは測定から始め、不良URLの多い指標から着実に改善していきましょう。

SEOで「まず何を直すべきか」を無料でお伝えします
「何から手をつければいいか分からない」という場合は、SEOラボの無料SEO調査をご利用ください。担当者がサイトを確認し、優先的に改善したいポイントをメールでご案内します。まずはお気軽にお試しください。 無料でSEO調査を申し込む

関連記事

\申込簡単!今なら、欠点がわかる調査結果資料無料配布中!SEO無料調査を申し込む

FAQ(よくある質問)

Q1. Core Web Vitalsの合格ラインはどれくらいですか?
LCPは2.5秒以下、INPは200ミリ秒以下、CLSは0.1以下が「良好」の目安です。いずれも実ユーザーのフィールドデータ(CrUX)の75パーセンタイルで判定されます。

Q2. FID(First Input Delay)はどうなったのですか?
FIDは2024年3月にINP(Interaction to Next Paint)へ置き換えられました。現在の応答性の指標はINPです。古い記事ではFIDと書かれていることがありますが、現行の3指標はLCP・INP・CLSです。

Q3. Core Web Vitalsのスコアが低いと検索順位は下がりますか?
直接的に大きく下がるわけではありませんが、ページエクスペリエンスのシグナルとして評価に影響します。コンテンツの質が前提のうえでの差別化要因です。まずはSearch Consoleで「不良」URLを特定し、影響の大きい指標から改善するのがおすすめです。

監修者 金田一健次(株式会社ディーボ 執行役員 SEO事業部長)

この記事の監修者

金田一 健次 きんだいち けんじ

株式会社ディーボ SEO事業部 執行役員 事業部長。2006年入社、SEO・リスティング広告の運用を中心にウェブマーケティングに従事。無料SEOツール群(hanasakigani、aramakijake等)やBULL、キーワードファインダーの開発を主導し、現在はSEO・GEO対策の普及と技術的アプローチの探求に努める。

プロフィール詳細 ⇒

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位の推移

SEO対策しても検索順位が上がらない…なぜ?

検索順位が上がらない理由は、SEO対策の質が低いからです。

例えば、ユーザーの検索意図を無視したり、関連性の低いコンテンツを増やす、内部リンクの最適化など疎かにします。
この場合、SEO対策の質が下がります。
そうなれば、ページやサイト自体の品質が上がらないので、Googleに評価されづらくなります。
結果、検索順位が上がらないというわけです。

こうした悪い状況を回避する為に、サイトの欠点を調査して上位化に必要な対策をご案内します(無料)。

検索順位を上げたり、検索流入を増やすにはSEOが重要!


イチから学ぶSEOの教科書 【2026年最新版】
イチから学ぶSEOの教科書【2026年最新版】DL簡単! SEOの基本丸わかり資料無料GET!SEO資料を無料ダウンロードする
×