SEOコンサルの相談事例|記事を増やす前に見直す問い合わせへの導線
ブログを書いているのに相談が増えないとき、新しい記事を増やす前に確認したいことがあります。それは、読者がサービス内容を知り、問い合わせへ進めるかどうかです。実際の相談で扱った論点をもとに、どのページのどこを見直すかを説明します。
SEOコンサルが記事の改善からサイトの設計までどこを支援するのかは、SEOコンサルの支援範囲で解説しています。
この記事でわかること
- 問い合わせが増えないときに、記事を増やす前に確認すること
- 読まれている記事から、サービス説明や問い合わせへ案内する位置と文の書き方
- 「誰が・どこを直すか」まで決める作業メモの作り方
- リンクのクリックと問い合わせの増加を分けて確かめる方法
おすすめの読者層
- ブログやコラムを更新しているのに、問い合わせや相談につながらないと感じている方
問い合わせは「読まれる数」と「進む割合」で決まる
サイトからの問い合わせの数は、おおまかに「ページが読まれる数」と「読んだ人が問い合わせまで進む割合」の掛け算で決まります。
記事を増やすのは、前者の「読まれる数」を増やす取り組みです。一方で、すでに読まれている記事から先へ進めない状態のままだと、読まれる数が増えても問い合わせはなかなか増えません。後者の「進む割合」を上げる取り組みは、新しい記事を書くよりも作業量が小さく、すぐに始められることが多くあります。
この記事では、この「進む割合」に関わる導線の見直しに絞って説明します。
まずは読まれている記事と、相談につながるページを確認する
最初に、どの記事が読まれていて、問い合わせにつながるページはどれかを確かめます。
アクセス数だけで対象を決めない
アクセスが多い記事から直したくなりますが、それだけで決めるのはおすすめしません。用語の意味を調べる「○○とは」のような検索から来る読者は、まだ依頼を考える段階ではないことが多いためです。
反対に、アクセスは少なくても、費用や依頼の流れ、失敗例など、依頼を考えている人が読む記事は、問い合わせに近い位置にあります。対象を選ぶときは、アクセス数と読者の段階の両方を見ることが重要です。
読者の疑問とサービスがつながる記事を選ぶ
対象の記事を選ぶ手順は次のとおりです。
- GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクス4で、検索から読まれている記事を一覧にする
- 記事ごとに、読者が抱えている主な疑問を書き出す
- その疑問を解決した後に、読者が次に知りたいことを書き出す
- 次に知りたいことに答えるページ(サービス説明・料金・事例・問い合わせ)を案内先として決める
- 案内先とサービスがつながらない記事は、無理に誘導しない
| 記事(一般例) | 主な疑問 | 次に必要な情報 | 案内先 |
|---|---|---|---|
| サービスの費用相場の記事 | 相場はいくらか | その会社に頼むといくらか | 料金の説明があるサービスページ |
| 失敗しない選び方の記事 | 何を基準に選べばよいか | その基準に照らした会社の特徴 | サービスの特徴・支援内容 |
| 用語の解説記事 | 言葉の意味は何か | 関連する基礎知識 | 関連する解説記事(サービスへは誘導しない) |
複数の相談で、記事が読まれていても、サービスの説明や問い合わせ方法への案内が十分でないことが論点になりました。そこで、読まれているページを確認し、読者が次に知りたい情報へ進めるかを点検する提案を行いました。
確認すると、記事の下に自動で表示される「関連記事」の枠からはリンクがあっても、本文の中からは、案内したいページへのリンクがほとんどないこともありました。
案内の流れは、次のように考えると整理しやすくなります。
情報を集めている段階の読者には、いきなり問い合わせボタンを見せるより、まずサービスの説明へ案内したほうが自然な場合があります。
依頼を検討する段落から、必要な説明へ案内する
案内先が決まったら、記事のどこにリンクを設置するかを決めます。基本は、読者が「自分の場合はどうだろう」と考える段落の直後です。
リンク先で何が分かるかを文章にする
リンクの文は「こちら」「詳しくはこちら」だけでなく、リンク先で何が分かるかを書きます。読者はリンクを押す前に、押した先が自分に必要な情報かどうかを判断できます。
| 書き方の例 | |
|---|---|
| 分かりにくい例 | 詳しくはこちら |
| 分かりやすい例 | 支援内容と料金を確認する |
| 分かりやすい例 | 御社に当てはまるかを相談したい方は、無料相談の内容をご覧ください |
問い合わせボタンの文言も同じです。「お問い合わせ」だけでなく、何を相談できるのかが伝わる言葉にすると、読者が自分ごととして受け取りやすくなります。
同じ案内を増やしすぎない
リンクやボタンは、多ければよいわけではありません。すべての段落にボタンを並べると、記事が読みにくくなり、かえって読者の負担になります。リンクやボタンの設置場所の候補としては、次の3つがよく使われます。
- 本文の冒頭付近:
記事を開いた時点で相談先を探している人のため - 不安や注意点を説明した直後:
「自分も当てはまるかもしれない」と感じた人のため - まとめの直前:
最後まで読んで判断したい人のため
ただし、効果は記事の内容や読者によって変わります。置く数や位置は、実施した後の数字を見ながら調整してください。また、複数の記事から同じページへリンクする場合は、記事ごとに文の言い回しを変えます。まったく同じ文が多くのページに並ぶと、読者にとっても不自然です。
料金や依頼方法を説明した後に、該当サービスの詳しい内容を確認できるリンクを置く案を検討しました。読者の疑問と案内先をそろえるためです。すべての段落にボタンを追加するのではなく、次の情報が必要になる位置を選びます。
誰が、どこを直すかまで決める
「導線を見直しましょう」という方針だけでは、作業は進みません。どのページのどの段落に、どんな文章でリンクを設置するのかまで決めて、担当者が迷わない形にします。
修正箇所とリンク先を指定する
次のような作業メモを1行ずつ作っておくと、社内の担当者や制作会社に作業を頼みやすくなります。
| 対象URL | 見出し・位置 | 差し込む文 | リンク先 | 担当 | 確認 |
|---|---|---|---|---|---|
| (記事のURL) | 「費用の決まり方」の段落の後 | 御社の場合の料金は、支援内容と料金のページで確認できます | サービスページ | 更新担当 | □ |
| (記事のURL) | 「よくある失敗」の段落の後 | 同じような状況で迷っている方は、無料相談の内容をご覧ください | 相談の案内ページ | 更新担当 | □ |
相談では、リンクを増やすという方針だけでなく、どのページのどの説明に案内を加えるかを具体化しました。更新する側が内容を確認して反映し、リンク先や表示を確かめるところまで決めると、作業を共有しやすくなります。
SEOコンサルから受け取る指示が、このように作業できる形になっているかを確かめる方法は、SEOコンサルの提案書で確認する7項目で解説しています。
まず1ページで表示と遷移を確認する
いきなり全記事に反映するのではなく、まず1ページで試し、次の点を確認してから広げると、手戻りが少なくなります。
- パソコンとスマートフォンの両方で、リンクやボタンが正しく表示されるか
- リンク先が正しいか(リンク切れや、意図しないページに飛んでいないか)
- リンクのクリックや申込の完了が、Googleアナリティクス4で記録されているか
- サイト内のリンクに、キャンペーン計測用のパラメータ(UTM)を付けていないか
クリックの増加と、問い合わせの増加を分けて見る
導線を見直したら、効果を確かめます。このとき、リンクのクリックが増えたことと、問い合わせが増えたことを分けて見るのが大切です。
記事→サービス→申込完了を確認する
記事を読んだ人が申込を終えるまでを段階に分け、どこで止まっているかを確かめます。
| 段階 | 見る数字 | ここで止まっているときに次に確認すること |
|---|---|---|
| 記事の閲覧 | 記事の閲覧数 | 検索での表示・クリック。そもそも読まれているか |
| 案内のクリック | 記事からサービスページへのクリック | リンクの位置と文。読者の疑問と案内先が合っているか |
| 申込の完了 | フォームの送信完了 | サービスページの説明、フォームの入力項目の多さや入力しやすさ |
| 相談・商談の実施 | 実際の相談・商談の件数 | 申込の内容と支援内容が合っているか。申込後の連絡の早さ |
問い合わせとして何を数えるかも、先に決めておくと判断がぶれません。フォームの送信だけなのか、電話やLINE、メールでの問い合わせも含めるのかで、件数は変わります。Googleアナリティクス4の件数と、社内で実際に受け付けた件数も照らし合わせてください。
少数の変化だけで効果を決めない
問い合わせの件数は、月に数件という規模のサイトも多くあります。件数が少ないうちは、割合(%)だけで見ると変化が大きく見えるため、件数そのものも並べて記録することがポイントです。1件の増減や、短い期間の比較だけで、効果があった・なかったと決めないことが大切です。
本記事は、実際の相談で扱った確認事項と提案を整理したものです。紹介した方法による問い合わせ増加を証明するものではありません。御社で実施した後は、リンクのクリックだけでなく、申込が完了したか、相談につながったかを確認してください。
問い合わせへの導線についてよくある質問
ボタンとテキストのリンクは、どちらがよいですか?
どちらが優れているとは一概に言えません。ボタンは目に留まりやすく、テキストのリンクは文章の流れの中で次に読む理由を伝えやすいという違いがあります。記事の内容に合わせて選び、実施後の数字を確かめて判断してください。
スマホとパソコンなどデバイスにより、問い合わせへの導線の位置を変えるべきですか?
基本的には、パソコンとスマートフォンの両方で、リンクやボタンが正しく表示されるかを確認します。デバイスにより位置を変える必要がある場合は、Googleアナリティクス4でデバイスごとの表示数を確認し、読者の使いやすい位置に配置します。
キャンペーン計測用のパラメータ(UTM)を付けるメリットはありますか?
キャンペーン計測用のパラメータ(UTM)を付けると、Googleアナリティクス4でキャンペーンごとのクリック数を確認できます。キャンペーンごとのクリック数を確認することで、どのキャンペーンが効果的かを判断できます。
御社の記事ではどこを直すべきか、相談する
新しい記事を増やすか、既存ページの案内を整えるか。迷うときは、まずサイトを見ながら優先順位を整理する事をおすすめします。
無料のSEOコンサル1回体験では、改善点を1つ取り上げ、どこを・どう直すかを具体的にお伝えします。
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記事を増やしても検索順位が上がらない…なぜ?
記事を増やしても検索順位が上がらない…なぜ?
順位が上がらない原因は、新しく足すものではなく、これまで作ってきたページの中にあることがあります。
例えば、同じ内容のページが複数のURLで存在している、サイト内のページ同士が同じキーワードを奪い合っている、Googleに認識されていないページがある、といった状態です。
こうした問題は、サイトを運用している側ほど気づきにくいものです。
ご依頼のURLをもとにサイト全体を調べ、見直すべき箇所と直す順番を無料でお伝えします。
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