SEOと文字数は関係ない?順位への影響と何文字書くかの決め方
「SEO記事は3,000字以上」「上位を取るには1万字」。こうした目安を聞いて、文字数を増やすべきか迷っている方は少なくありません。
結論から言うと、文字数そのものは検索順位の要因ではありません。GoogleはSEOスターターガイドで、「魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しません」と説明しています。
この記事では、Googleの説明に加えて、当社がSEOラボの記事226本で文字数と順位の関係を調べた結果と、1万字を超える個別の記事がどう順位を取っているかを示します。そのうえで、記事を書くときに何文字にするかの決め方を解説します。
この記事でわかること
- 文字数そのものは順位の要因ではないというGoogleの説明
- SEOラボの226記事で調べた、文字数と順位の関係
- 1万字を超える記事の順位の違いと、記事を何文字にするかの決め方
おすすめの読者層
- 記事を何文字にすればよいか迷っているWeb担当者・ライターの方
- 文字数の目安を社内で決めようとしているコンテンツ担当者の方
SEOと文字数の関係
Googleは、文字数について公式ドキュメントで直接説明しています。まずその原文を見ます。
Googleは文字数を評価の基準にしていない
1つ目はSEOスターターガイドです。「Google が重要でないと考えること」の中に「コンテンツの最小長と最大長」という項目があります。
上位に表示させるという目的に関しては、コンテンツの長さだけを調節しても無意味です(魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しませんが、おそらくゼロにすべきではないでしょう)。
※引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド – Google 検索セントラル「Google が重要でないと考えること」
2つ目は「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」です。検索エンジンのために書かれたコンテンツを見分ける質問の1つとして、文字数を目標にすること自体を挙げています。
Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)。
※引用元:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 – Google 検索セントラル「検索エンジンを第一に考えたコンテンツ作成を回避する」
この質問に「はい」と答える状態は、Googleが「コンテンツをどのように作成するかを再評価する必要がある」としている状態です。「〇〇字以上」を目標にして書くことは、SEOに効かないだけでなく、Googleが避けるよう促している書き方です。
「長い記事が上位に来る」と言われる理由
それでも「上位の記事は長い」という印象を持つ方は多いはずです。「SEO 文字数」で検索する人は、「関係があるのか」だけでなく「何文字にすればいいのか」も知りたい人が多いでしょう。上位のページは、こうした複数の疑問にまとめて答えています。答えた結果として長い、という順番です。
もう1つ、長い記事ほど検索数の多い大きなキーワードを狙っている、という事情もあります。これは次の章で、当社の記事の実例で確かめます。
SEOラボの記事226本で、文字数と順位を調べた結果
当社が運営するこのSEOラボの記事について、本文の文字数と検索順位の関係を調べました。結果から言うと、文字数が多い記事ほど上位、という傾向は見られませんでした。
調べ方は次のとおりです。2026年9月12日から10月9日までの28日間にGoogle検索で100回以上表示された記事のうち、SEOと関係のない雑学系の記事などを除いた226本を対象にしました。文字数は本文のHTMLタグを除いた字数、順位はSearch Consoleの平均掲載順位です。
| 本文の文字数 | 記事数 | 平均順位の中央値 | 1記事あたりクリック数の中央値(28日間) | 10位以内の記事の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 3,000字未満 | 19本 | 18.1位 | 1 | 26% |
| 3,000〜6,000字 | 89本 | 21.9位 | 1 | 19% |
| 6,000〜10,000字 | 71本 | 21.1位 | 2 | 17% |
| 10,000〜15,000字 | 39本 | 23.0位 | 1 | 3% |
| 15,000字以上 | 8本 | 30.5位 | 2 | 0% |
※当社調べ。対象はSEOラボの記事226本、期間は2026年9月12日〜10月9日。順位はGoogle Search Consoleの平均掲載順位。
226本全体で文字数と平均順位の関係を計算しても、「長い記事ほど上位」という関係はほとんど見られませんでした。むしろ、わずかに長い記事のほうが順位が低い傾向でした。10位以内に入っている記事の割合も、3,000字未満の26%がいちばん高く、10,000字を超えると3%以下でした。
この結果を読むときは、次の3点に注意が必要です。
- 長さが順位の原因とは限らない:長い記事の順位が低めだったのは、長さのせいとは限りません。この結果からは、「長いから順位が低い」とも「短くすれば上がる」とも言えません。
- 長い記事ほど難しいキーワードを狙っている:SEOラボでは、「SEOとは」のような検索数の多いキーワードの記事ほど論点が多く、長くなっています。順位の低さは、競合の強さを映している面があります。
- 当社1サイトのデータ:記事の書き方や分野が違うサイトで同じ結果になるとは限りません。
1万字を超える記事を1本ずつ見ると
表の数字だけでは、なぜ長い記事の順位が低いのかは分かりません。そこで、10,000字を超える記事を1本ずつ見ました。同じ期間のSearch Consoleのデータで、主な検索語の平均順位を並べたのが次の表です。
| 記事 | 本文の文字数 | 検索語 | 平均順位 |
|---|---|---|---|
| SEOとは | 約33,000字 | 「seo対策」 | 70.7位 |
| 被リンクとは | 約11,400字 | 「被リンク」 | 36.6位 |
| SEOツールおすすめ31選 | 約14,200字 | (ページ全体の平均) | 37.1位 |
| Googleコアアップデートとは | 約16,500字 | 「google コアアップデート」 | 4.0位 |
| Googleスパムアップデートとは | 約15,600字 | 「google スパムアップデート」 | 2.5位 |
| サイトマップとは | 約12,400字 | 「xmlサイトマップとは」 「サイトマップ作成ツール」 | 2.4位 41.6位 |
※当社調べ。期間は2026年9月12日〜10月9日、Google Search Consoleの平均掲載順位。
順位が低い3本には共通点があります。「seo対策」「被リンク」のように、検索数が多く競合も多い大きな語を狙った、総合的な解説であることです。こうした語は競合するページが多く、1本の記事の長さで差が付きにくい語です。
一方、上位の2本はどちらも15,000字を超えています。「Googleコアアップデートとは」は28日間で382クリック、「Googleスパムアップデートとは」は272クリックと、クリックも集めています。
この2本は、アップデートのたびに当社が観測した順位の変動や、更新の記録など、他のサイトにない情報を多く含む記事です。長さそのものより、何が書いてあるかで差が出ている可能性が高いと当社は見ています。
「サイトマップとは」は、同じ1本の記事なのに、「xmlサイトマップとは」では2.4位、「サイトマップ作成ツール」では41.6位です。文字数は同じで、順位は40位近く違います。この差を文字数で説明することはできません。記事の長さを順位の原因と見るのは難しい、というのが個別に見た結論です。
SEO記事は何文字にすればいいか
当社ツール aramakijake.jpによるGoogleの月間推定検索数(2026年10月12日調べ)では、「seo 文字数」が256回、「seo 記事 文字数」が72回でした。関係の有無だけでなく、「結局、何文字書けばいいのか」を知りたい方が多いと見ています。
文字数が要因でないとしても、記事を書く前に分量の見当は必要です。当社の答えは、「検索結果の上位ページが答えている範囲」と「読者の疑問に答えきるのに必要な分量」の2つで決める、です。次の4つの手順で書くと、必要な文字数は自然に決まります。
検索意図を決める
この記事を例にします。「SEO 文字数」で検索する人の疑問は、「文字数は順位に関係あるのか。あるなら何文字書けばいいのか」です。当社はこの記事で答える疑問をこれに決め、記事の本数やタイトルの文字数の話は別の記事に任せました。ここを決めずに書き始めると、関係の薄い話題まで入り、文字数だけが増えます。
Googleもスターターガイドの「読者の検索キーワードを予測する」で、読者がどのような言葉で検索するかを考えることを勧めています。1本の記事で答える疑問を1つに絞る考え方は、「SEOキーワード選定のやり方」で解説しています。
上位ページが扱う論点を確かめる
- そのキーワードで実際に検索し、上位10ページほどを開く
- 各ページの見出し(h2・h3)を書き出す
- 多くのページが共通して扱っている論点に印を付ける
- 印の付いた論点が、御社の記事の見出し案に入っているか確かめる
印の付いた論点は、読者が答えを求めている論点です。ここに答えていない記事は、読者が別のページを探しに戻るので、評価されにくくなります。
見るのは論点であって、文字数ではありません。上位ページの平均が5,000字だから5,000字書く、という決め方は、上位ページと同じ水増しまで引き継ぐことになります。上位ページの文字数を知りたいときは、当社の「文字数カウント」で確認できますが、参考に留めてください。
自分しか書けない情報を足す
「価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか」。Googleが有用なコンテンツの判断材料として挙げている質問の1つです。上位ページの論点をそろえただけの記事は、この質問に「はい」と答えることになります。
御社の業務で得た数字、実際にやってみた手順、お客様からよく受ける質問への答えなど、他のページにない情報を1つでも入れます。この記事で言えば、前の章の226本のデータと、個別の記事の順位がそれです。足す情報は、読者の疑問に関係するものに限ります。
不要な前置きと重複を削る
書き終えたら、文字数を減らす方向で見直します。削る対象は次の3つです。
- 結論の前に置いた長い前置き(「〜について解説します」の繰り返し、背景説明)
- 見出しをまたいで同じ内容を言い換えただけの段落
- 検索意図から外れた話題(決めた疑問に答えるのに要らない説明)
削った結果の文字数が、その記事に必要な文字数です。短くなっても問題ありません。
短くてよいケースと長くなるケース
必要な分量は、検索の種類でおおよそ決まります。文字数の目安ではなく、答えるべき内容の量の違いとして捉えてください。
| 検索の種類 | 例 | 分量の傾向 |
|---|---|---|
| 用語の意味を知りたい | 「canonical とは」 | 短くてよい。定義と使う場面を答えれば足りる |
| やり方を知りたい | 「Search Console 設定方法」 | 手順の数で決まる。画面ごとの説明が要るので中〜長 |
| 比較して選びたい | 「SEOツール おすすめ」 | 長くなる。比較の軸と候補ごとの説明が必要 |
| 可否や関係を知りたい | 「SEO 文字数」 | 結論は短いが、「ではどうするか」まで答えると中くらい |
短くてよいケースで無理に長くすると、読者は答えを探して読み飛ばします。長くなるケースで短くまとめると、読者は足りない情報を他のページで探します。
Googleも有用なコンテンツの質問として、「コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか」を挙げています。判断の基準は、ここに置きます。
なお、1本の記事で答えきれないほど論点が多い場合は、記事を論点ごとに分けて内部リンクでつなぎます。1本を長くするより、読者が探しやすくなります。記事の構成の作り方は「SEO記事の書き方」で解説しています。
文字数より先に見直す文章の書き方
「seo 文章」は、同じaramakijake.jpの調べで月間472回検索されています。知りたいのは、文字数より「どう書けば読まれ、評価されるか」でしょう。書き方で1つだけ挙げるなら、見出しの直後に答えを置くことです。読者は見出しで読む箇所を探し、答えが見つかればそこで検索を終えます。h2・h3の使い方は「hタグとは」で解説しています。
キーワードを何回入れるか、何%にするかは気にしなくて構いません。Googleはスターターガイドで、同じ言葉を何度も繰り返すことは読者をうんざりさせ、キーワードの乱用はスパムに関するポリシーに違反することにもなると説明しています。
1文1論点、専門用語の説明、表と箇条書きの使い方など、書き方の手順とコツは「SEOライティングとは」にまとめています。
よくある質問
文字数を数えるとき、見出しや表の中の文字、画像の説明文は含めますか
数え方は統一されていません。ツールやCMSによって、見出し・表の中の文字・画像の代替テキストを含めるかどうかが異なります。他のサイトが言う「○○字」という目安と、ご自身の記事の字数を直接比べても意味が薄いのはこのためです。競合ページと比べるときは、同じツールで数えた字数どうしで比べてください。
公開した記事を後から長くしたり短くしたりしても問題ありませんか
問題ありません。ただし、更新で足す内容は、その記事の検索意図に関係するものに限ります。関係のない話題を追記して長くするのは、水増しと同じです。短くするときは、Search Consoleでその記事がどの検索語で表示・クリックされているかを確かめ、その検索語に答えている部分を消さないようにします。
タイトルやメタディスクリプションの文字数は何文字がよいですか
本文の文字数とは別の話です。タイトルやメタディスクリプションには、検索結果での表示が途中で切れる長さがあり、そこから目安が決まります。順位の要因ではありません。詳しくは「SEOに効果的なタイトルの文字数」と「メタディスクリプションとは」で解説しています。
まとめ
文字数は目標ではなく、読者の疑問に答えた結果です。Googleの説明、SEOラボ226本のデータ、1万字を超える記事の個別の順位のどれを見ても、長さそのものが順位を決めている様子はありませんでした。書く前に決めるのは字数ではなく、答える疑問と扱う論点です。
記事を増やしても検索順位が上がらない…なぜ?
記事を増やしても検索順位が上がらない…なぜ?
順位が上がらない原因は、新しく足すものではなく、これまで作ってきたページの中にあることがあります。
例えば、同じ内容のページが複数のURLで存在している、サイト内のページ同士が同じキーワードを奪い合っている、Googleに認識されていないページがある、といった状態です。
こうした問題は、サイトを運用している側ほど気づきにくいものです。
ご依頼のURLをもとにサイト全体を調べ、見直すべき箇所と直す順番を無料でお伝えします。
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